一昨日、緊急事態宣言等が一斉に解除されました。
テレビで飲食店の賑わいや、要請されている時間を過ぎても飲食に向かう人々、遅い時間に路上飲みをしている人たちが報道されていました。
まるで新型コロナウイルスが撲滅されたかのような状況です。
緊急事態宣言が解除されたからと言って感染者が居なくなった訳ではなく、無症状の感染者は身近にいるはずです。
このままでは2週間後に新規感染者数が増加に転じて第6波がすぐに来てしまうと思うのは私だけでしょうか。
ワクチンを接種していても残念ながら死亡者は出ています。
新規感染者に占めるワクチン接種者の割合は低くなっていることから少なくともワクチンの効果はあることがわかります。
それでも死亡者が出ているということに注意が必要です。
間違ったデータの解釈をしてワクチンの効果が無いとしている方がおられます。
ワクチン接種が進んだ現在の方が3月よりも高齢者の死亡率が上がっていることを根拠にされています。
でも、だまされてはいけません。
上記の記事ではワクチン接種者と未接種者の死亡率を比較していません。
また、3月と今では流行しているウイルスの種類も異なっています。
この辺りを加味して分析しなければならないはずなのに単純に年代別の死亡率だけで議論するのは間違っていると思います。
少し時間をかけて何が問題なのかを別の記事で紹介したいと思います。
とにかく、緊急事態宣言の解除に浮かれることなく今まで通りの対策と不必要な移動を避けることが自分や家族、親戚、知人の命を守ることにつながります。
心して行動したいものです。