昨日、紹介したATLAS彗星C/2024 S1は明るくなりそうにないという話の続きです。
検索していたら海外の掲示板の情報をまとめている海外のサイトがありましたので紹介します。
WindowsでMicrosoft Edgeを使っている方は翻訳機能で日本語に変換すると意味が分かると思います。
最初の25日は紫金山・アトラス彗星C/2023 A3 の話、24日は人工衛星の話で、23日の前半がATLAS彗星C/2024 S1の話です。
ATLAS彗星の画像をクリックすると白黒反転されたネガ像が表示されます。
表示されたネガ像をクリックすると拡大されます。
画像の日付後ろにあるVとRは使ったフィルターの種類でVはほぼ緑色、Rは赤色を透過するフィルターです。
彗星の「コマ」と呼ばれる頭の部分は緑色をしています。
その理由は3年前に地上の実験で確認されたそうです。
Vが付いている画像はコマの緑色の部分が強調され、Rの方はコマを除いた核やダストなどの部分が写ることになります。
22日の画像はV、Rともに頭の部分があまり明るくなっていません。(ネガ像なので黒いほど明るい)
核が崩壊しているように見えますね。
この中にガスを放出しないぐらい強固な外皮を持った大きな塊がいれば良いのですが可能性は低いでしょうね。
また、SOHOのSWAN画像に写っているという話があったので確かめてみました。
右側のCOMET TRACKER'S MAPS の画像を10/16から見ていくと中央やや下から左に明るくなりながら移動するATLAS彗星が見えます。
しかし、残念なことに22日の画像ではかなり暗くなっていました。
掲示板では核が崩壊したため、近日点通過後に頭のない尾だけの彗星が見られると言っているようで、これはこれで珍しい画像になると思います。
日本時間の28日21時前後(28.48605TT≒28日11.7時UT=28日20.7時JST、合っていますよね?)、太陽に最接近する姿をSOHOのコロナグラフC2やC3の画像で確認できるはずなのでどうなるのか見守りたいと思います。