吉田誠一さんのホームページを毎日拝見しています。
今日、更新されていて、彗星カタログを拝見したところ、新しい彗星の情報が掲載されていました。
その中でアトラス彗星 (C/2024 G3) の情報を見たら、なんと最大光度-1等級になりそうなグラフになっていました。
これは期待できそうです。
ただ、離心率が0.9999989とほぼ1なので初めて太陽に近づく彗星の可能性が高いです。
今後、観測が増えて1より小さくなれば期待大ですが、1を超えると予測通りにならない可能性があります。
10月に0等級になると期待されている紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3と同様、初めて太陽に近づく彗星は実際には予報光度よりも3~4等級暗いという事になる可能性があります。
どんなふうに見えるか調べてみました。
紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3の時と同様に既に軌道上の位置関係を見られるサイトがありました。
マウスを左クリックしながら動かすと角度を変えられます。
マウスホイールを回転すると拡大縮小できます。
下側の日付を変更するとその日の位置関係が見られます。
アトラス彗星 C/2024 G3は来年の1月13日に太陽に最接近します。
この最接近前後は太陽の北側に位置しているので北半球では観測可能なようです。
間違って逆になっていたので訂正です。
最接近前は夜明け前の東の空、最接近後は日没後の西の空に見えることになります。
太陽への最接近距離が0.1天文単位と非常に近いので崩壊する恐れがありそうですが、崩壊しなければ明るくなりそうなので期待したいですね。
(近すぎて最接近時は観測できないかもしれないです)