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ロートル技術屋の日記

木星と土星の接近 12月27日、28日 だいぶ離れてきましたがまだ同視野で土星の環は見えます

昨日、一昨日も観察できました。

12/27日
これまでのセレストロンのC8の直焦点では撮影できないとの予測から機材をビクセンのR200SS+エクステンダーR200SSに切り替えました。
0.7倍程度のレデューサーがあればC8でもf1,400mmになるので行けると思われますが残念ながら持ち合わせておりません。
R200SSの焦点距離が800mmでエクステンダーR200SSは1.9倍なので合成焦点距離は1,500mmになります。
Meadeのプローセル26mmを使った56.7倍で同視野で観察できました。
撮影しようとα5000を取り付けてみたのですが…。
焦点が合いません。
カメラが遠すぎたようです。
四苦八苦してようやく焦点が合うようになった時にはすでに隣家の屋根に土星が隠れてしまいました。
危ないとは思ったものの三脚を狭めて何とか見える位置に移動して撮影しました。
残念ながら焦点が少しずれていたのと極軸があっていないせいで流れてしまいました。
薄雲がかかっていたようで露光時間は長めです。

12/27 R200SS+エクステンダーR200SS f1,500mm F7.5 α5000 1/4秒

12/28
一昨日の失敗があったので昨日は準備万端、かなり明るいうちから準備しました。
一昨日と同じ構成で何とかギリギリ同視野に見えました。
明日は56.7倍では無理そうでした。
家を離れている娘が帰ってきていたので(他県との県境をまたがない移動)見せてやりました。
約400年に一度の現象といってもあまり喜んではくれませんでした。
興味がなければこんなものですね。

例によってα5000で撮影しました。
高度が高い薄明かり状況での撮影で、一昨日よりは露光時間は短いです。

12/28 R200SS+エクステンダーR200SS f1,500mm F7.5 α5000 1/40秒

薄明かり状態で空がまだ青かったのですが、木星のガリレオ衛星が見えていたので露光時間を長くしてみました。

R200SS+エクステンダーR200SS f1,500mm F7.5 α5000 1秒


タイタンは写っていないかと思ったのですがステラナビゲータ8(フリマアプリで2日前に1,800円で購入)で確認すると写っていそうでしたのでフォトショップでレベル調整してみたら左下の拡大画像のように左上に写っていました。
暗いので大気分散の影響で色づいていない部分だけが明るいので伸びているように見えています。
よく見ると元画像でも確認できました。
デジタル化されているから簡単にできる話で銀塩写真の時代では考えられない世界ですね。

この機材で明日は同一視野は無理そうなので直焦点に切り替えるしかないですね。


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