明るくなってきているZTF(ズィーティーエフ)彗星 C/2022 E3 の見ごろを確かめようと1月の月の出入りを国立天文台の暦計算室で調べました。
表を見ていて月の出、南中、月の入りいずれも時刻が入っていない日があるのに気が付きました。
不思議な感じがしたのですが、よく考えてみれば当然でした。
こちらの記事で紹介したように月が地球の周りを公転しているため月の出入りは1日に48分ずつ遅くなっていきます。
月の出入りは24時間48分ごとに起きるので0時よりも48分前以内に出入りがあると、次は2日後の0時過ぎになるので出入りの無い日が存在するということです。
今まで気が付きませんでした。(気づいていたけど歳のせいで忘れている?)
ZTF(ズィーティーエフ彗星)C/2022 E3は2月2日に地球に最接近して最も明るくなると予想されています。
しかしながら月齢11の月が出ているため、月が沈む4:17を過ぎないとよく見えないと思います。
日の出が6:41なのでその1時間半前、5:10までの約1時間が見ごろになりそうです。
(東京の場合、地域によって月の入り、日の出の時刻が変わるのでご自分の地域の時刻を調べてみてください)
2月3日以降はしばらく月明かりが常にあるのでよく見えないと思います。
2月8日を過ぎると月が昇ってくるまでの宵の時間に見られると思いますが彗星自体が暗くなって行きます。
朝が苦手な方はこの週末から来週末にかけての宵から深夜にかけての月が沈んでからが良さそうです。
とはいっても5等級台ですので双眼鏡が無いと見えないかもしれません。
空の暗いところに出かけようかと考えていますが寒波が来る予報なので迷っています。
もっと明るければ迷わず出かけるのですが…。
軟弱ですね。