見出し画像

ロートル技術屋の日記

Kmode Exception Not Handled のブルースクリーンはメモリの相性問題の可能性がある。

2021/1/15 追記
その後の検証でCPUに原因があることが解りました。
こちらを御参照ください。


追記終わり

手元に勤務先から払い下げていただいたPCがあります。
Epson DirectのEndevor MR7400という機種です。
第6世代のCore i シリーズのCPUが使える機種です。
Windows10が立ち上がるのですがどうにも不安定で、メーカーの保証期間が過ぎており修理にお金がかかるから廃棄するということでいただきました。
動かないものを動くようにする、いわゆる修理が趣味なので喜んでもらってきました。
残念ながら一番下のCeleron 3900搭載でした。
500GのHDDと4Gのメモリ1枚が装着されています。

起動してみるとブルーバック画面になってしまい、起動しません。
CPUの放熱が悪いのかと確かめましたが関係ありません。
メモリの接触不良もよくある話なので1枚だけ装着されているメモリを抜いて別のスロットに装着したところビープ音が鳴ってBIOSすら立ち上がらない状況になりました。
4つあるメモリスロットのどのスロットに装着するかでも挙動が変わります。
元々装着されていたスロットでは起動しようとするもののブルースクリーン画面になって起動しません。
他のスロットではビープ音が鳴ったりCPUファンは回転するもののそれ以外は反応せずという状況でした。

ブルースクリーン画面に出ていたエラーコードは

Kmode Exception Not Handled

というもので検索してみると
「様々な要因が考えられるエラーですが、デバイスドライバーが原因で引き起こされる場合が多いです。他にもWindowsUpdateや物理メモリの破損が原因になるケースもあります。」
という説明がありました。


ネットワークには繋いでいなかったPCですのでWindowsUpdateの可能性はなく、やはりメモリが疑わしくなってきました。

装着されていたメモリは購入時に装着されていたSamusung製のPC4-2133、4GByteのものです。


信頼性が高いとされているメーカーのものですが壊れているのかもしれません。

念のため、手元にあったPC4-2400の別のメモリ1枚で試してみるとすんなりと起動しました。
同じメモリが2枚あるのでデュアルチャンネル動作にしようと同じ色のもう一つのスロットに装着すると起動しませんでした。
上が最初に動作したもので下はうまく動作しませんでした。

最初に装着したPC4-2400の1枚を4つあるスロットに順番に装着してみると同じ青色の2つのスロットでは動作しますが黒色のスロットでは動作しません。

さらに別のPC4-2666、8GByteのメモリ(購入したばかりの新品)を試してみると4つのスロットすべてで動作しました。

2枚セットで購入しているのでデュアルチャンネル動作させたところ、こちらはすんなり動きました。

元々装着されていたSamusung製のPC4-2133、4GByteを他のPCに刺してみたところ問題なく動作しましたのでこのメモリが悪いわけではなかったようです。

どうやらメモリとマザーボードのタイミングの問題のようです。
本来、対応しているはずのPC4-2133Pが動かず、PC4-2400では相性問題がありPC4-2666では動くとなるとメモリ周りの配線でバイパスコンデンサーか終端抵抗などに半田クラックが発生しているか何かで微妙にタイミングのずれが発生していそうな感じです。
半田クラックだとすればマザーボード全体をリフロー炉にいれて再半田すれば直るかもしれないのですが、残念ながら勤務先にもないので試せません。

昔はメモリの相性問題が結構ありましたが最近ではあまり経験していないので久々の経験です。

本当にPC4-2666なら大丈夫か検証してみたくなり、ポイントがたまっていたのもあったのでメルカリで中古のPC4-2666 4Gbyte 2枚を購入しました。

届いたら検証してみようと思います。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「パソコン」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事