「コロナのおかげと思っているのにしんどい」
という声をちらほら耳にします。
コロナで外出自粛を余儀なくされていることによるストレスだけでなく
普段からポジティブに物事を捉えているはずなのに
うまくいかなかったり、人間関係が余計に悪化したり、身体が疲れやすかったりするのは
自分の本当の気持ちを意識できていないからなのです。
実はポジティブシンキングの罠にハマりやすい人ほど
自分の感情にフタをしてしまいやすいのかも知れません。
つらい、悲しい、怒りを感じる………
これらの感情は人が生きていれば当然に感じる事です。
もし本当に一日24時間、どんな些細なネガティブな感情をも感じない日が毎日続く人が
いるとすれば、その人は今すぐ精神科にかかる必要があります。
あなたの中に湧き起こる感情は喜びであれ、怒りや焦りであれ全て大事なあなたの一部に他なりません。
ポジティブに物事を捉える事は確かに素晴らしいことです。
しかし大事なことは
「本当は今自分が感じていることはどんなことなのか」
を自分でしっかり受け止めてあげることです。
コロナのおかげ、というのは鬱屈しがちな毎日の中で
見方を少し変えてみようというものですが
あまりやり過ぎると、今度は自分自身を責めてしまうことになりかねません。
しんどいときはしんどい自分を認めてもいいんです。
コロナであっても、コロナでなくても、良いこともあるし悪いこともある。
物事はどちらか一方だけとは限りません。
いま、どうしてもネガティブな感情を感じてしまう
というのであれば、まずはその感情を受け止めてそんな自分を労ってあげてください。
どんな感情も感じることが悪いわけではありません。
感じたらしっかり受け止める。
自分の心と話をする時間って大切ですよね。