瑞希です。
コニミズのライブをずっと見ていただいている人はお気づきだと思いますが、最初の頃から比べると自分でもずいぶん安定してきたな~、という感じがします。昨年数をこなしたことがやっぱり効いているのかもしれませんが、少なくとも「段取り」の進め方がよくなったと思います。特に実際に演奏するところでのリハーサルは本当に大事で、これをいかにちゃんとこなすかで成功の半分以上は決まってしまうとも思います。
特に私の場合は7Stars Live!のようなフルバンド演奏の時を除いては、PC+ハード音源でほぼすべての演奏をオペレートしています。なので、単にPianoだけを弾いているだけではなく、全部の音のコーディネートも非常に重要なのです。確かに音をバランスよく出すのはライブハウスのPAさんの手腕によるものなのですが、音色のあったものをうまくPAに届けるかは私の仕事です。音色のとりまとめだけをやれるのであればよいのですが、演奏もとなるとなかなかこれが大変なのです。
何せライブハウスというものは、店それぞれの作りやら音響環境が全く違います。なので、しっかりとスタジオで音を作っていっても、ライブハウスでは全然ダメということがあります。例えば、ブラス系の高い音をメインに作って行っても、先方のスピーカーがBOSE(中高音域が出る)ならば〇ですが、JBLとかYAMAHAとなると低音主体系なので、幾分音が出にくくなります。なので、その場合はEQの高音を上げたり、音量を少し強めにしたりしなければなりません。基本ドラム系やら何やら一切合切を手元のミキサーに入れ、それをPAさんに送るのがコニミズの基本システムなので、この「バランス」というのが非常に大事なんですね~。これが一つでも狂うと全然しけた音になってしまうのです。
昨年のライブで何度か失敗したのは、サウンドチェックもなしにいきなり演奏をさせられたこと。普通のバンドであればそれぞれが調整してくれるのでまだ楽なのですが、一人で全部で且つ演奏をしていると、ちょっと狂っただけで地獄を見ます。特にひどかったときはモニターのチェックすらできず、自分の音が聞こえない上にバランスがくるってしまったという悪循環が重なり、ひどい演奏となってしまいました。
やっぱりリハは大事です!
Egg-Manの演奏とかが自分ではよいのは、やはりリハに相当時間をかけているからです。最初1曲ずつ、全部はできませんが進め方、Soloフレーズの音の確認を1曲ごとに最初から最後までやるからです。更に音源をパラアウト(Piano、シンセx2Ch、ドラムx2Ch、G、B)を7Chに分けて、それをPAの方に念入りなリハでやっていただいているからです。なので、安心してできるわけですが、そうでないと演奏中聞こえが悪かったり、他のバンドとやれば自分の出番までにはセッティングが変わってしまい、結構汗々になるケースもあります。やっぱり一番はワンマンでみっちりリハをやるのがよいんですよね~。
今度の曼荼羅ライブが楽しみなのは、音源使わずにPianoだけというところで、いつもは多重に張り巡らせている神経を演奏だけに集中できるところです。おまけにグランドピアノですから、やはりキーボードと違い、自分のタッチを直接音に表現できるところがGood!です! 素敵な仲間たちとともにこれから頑張って練習しますので、楽しみにしていてください。
写真は曼荼羅のステージです!