瑞希です。
最近国際情勢が熱いです。というかいろいろと変化があってどうなるのかな?と思うところが多々あります。私のことを「理系の人」とか「コンピューター関連の仕事をしている人」とか言う人もいますが、実のところ私は学生時代はばりばりの文系でした。専門が国際関係論だったので、特に国際政治関連についてはいろいろと興味をもって見ることが多いです。
米朝会談、印パ対立、中東情勢、英国のEU離脱等々、そのひとつだけとっても一晩は熱くディスカッションをしたいくらいのボリュームがあります。「なるほど~!」と思うこともあれば、「そなアホな~!」とか、事件の数だけ多種多様な反応ができるようなご時世だと思います。ただ、音楽をやったり、こうやってブログを書いている関係上、それぞれに対して自分の意見を述べるとか、賛否を唱えることはしたくないので、コメントは一切かかないようにしています。影響力は全然ないでしょうが、政治・宗教・倫理等人によって考えや状況が異なるものに対し、一方的な意見の押しつけはすべきではないというのが私のポリシーなのです。
ただ「世界が平和か?」という問いに対しては、「雲行きが怪しくなってきた」と思います。それは人の価値観が変わってきたことが原因かもしれません。国際情勢は元をただせば歴史の積み重ねであり、その枠の破壊であるともいえます。フランス革命、産業革命、2度の世界大戦、ベルリンの壁崩壊とか他にもありますが、それらのものは勃発的に起こったわけではなく、起こる経緯というものがあると思います。それの一つが個人の価値観の変化だと私は思います。価値観の変化というのは、既存概念が固定化されることに反発することで起こるのです。いい意味で変化するのはよいのですが、最近の状況は必ずしもそうだと言えません。経緯とは歴史の積み重ねであり、「情勢の硬直化」を招くのです。情勢が硬直化すれば人々の損得も固定化されることになります。そういった事情が価値観の変化を招くのです。ここで問題なのは、良い方向に変わるのであれば良いのですが、悪い待遇に合ってる人が不満を募らせ、それが爆発するというのが今まで起こってきたのが、革命やら戦争やらいろいろな大事件なのです。まぁ、産業革命はこれらとは違って(環境には悪かったですが、)人間にとっては良き価値観の変化を促したものだったかも知れません。往々にして「歴史の積み重ね」は「人々の不満の積み重ね」であるような気もします。
別の例えをすれば、(不謹慎ですが)地震と一緒です。
意味は、地震もプレートのひずみがバランスを戻そうとする反動で起こることなので、ひずみが多くなればなるほど一度起きると強烈なものになります。政治も一緒で不満の蓄積が積み重ねられればられるほど、その反動が大きいのです。逆に少しずつでもコンスタントにひずみが是正されていれば、反動は大きくなくなってきます。いわゆる「ガス抜き」みたいなものです。
日本にとっては平成の30年間は戦争が全く起こらなかった平和な時代だという方もいます。今日本をとりまく国際情勢の雲行きが怪しくなったのが、単なるガス抜きであればとも思います。今のひとつひとつの事象が大きな反動を招かないことを祈るばかりです。
平和のためには癒しが大事です。癒しがガス抜きになるのです。私は音楽でしか癒しができませんが、これからも微力ながら「癒し」続けていきたいと思います。