こたつむり本舗

りうまちゃーなナマケモノのブルーな戯言の綴れ書き

LOVE ON THE FLOOR 7/2 マチネ感想 その二

2016-07-04 17:39:21 | ハコの覚書
・誰よりも荒削りなのに最もたおやかな動きの高橋大輔
出演者の中で一番体が固くて荒削りなのは高橋、なのに素人がぱっと見しただけでも解るしなやかさと流れのある動き。華やかなたおやかさと荒削りな力強さを内包したアンビバレンツな要素を持った高橋はとにかく目立つ!おそらくダンスになれるに従って荒削りさは無くなっていくだろうから今だけの時分の華だろうけど、多分別の力強さを宿すんじゃないかと期待は出来る。質は若干変質するだろうけどアンビバレンツな要素持ちということは変わらなさそう。
そしてこの柔らかさ、偶然お隣になったマダムは「太極拳のよう」とおっしゃっていたが、私はなんだか日舞っぽいなと。肩から肘の動かし方・角度、手首の返し方、特に指の処理が和物ぽい、
それと高橋は音への反応はすこぶる良く早い。だけど他のダンサーのように動きの全てを一瞬のうちに行うんじゃなくて、初動は早いが終盤緩めて次の動きに繋げるような感じで動く。それがなんとも言えない連動と艶やかさと柔らかさを生み出しているような気がする。それが何故日舞を連想させるのか…この動きを残す動き、どこかで見たことある、あれは確か片岡仁左衛門や中村富十郎の舞踊で見たような…