COTE D'IVOIRE

アビジャンに住んでいました(1999.3-2002.10)
サイト《象牙海岸にて》の続編を綴ってみます。

ようやく首相が決定。

2005年12月06日 | 政治家と政治
2005年12月5日(月)

シャルル・コナン・バニィ(Charles Konan Banny)氏、BCEAO(西アフリカ諸国中央銀行)総裁がコートジボワールの首相に決まった。一ヶ月以上の混乱後、あっさり決まったようで、少々意外であると同時に、コートジボワールの人材の豊かさにも嬉しい驚きがある。
バウレのカカオ農園の出身で63歳だそうだから、地域と民族的にはPDCIのべディエ氏とのつながりが強いと考えられ、BCEAO総裁ということで、RDRのワタラ氏とは同じポジションを経験しており、組織的または同僚を通じた関係は当然緊密と考えられる。
NF(新勢力)のソロ氏と、現大統領のバボ氏にとっては、まあこれ以上日程を延ばすことはできず、何とか手を打てる人であったのだろう。
来年10月の選挙までにやるべきことはたくさんある。
まだ、選挙管理委員会の創設もできておらず、特に北部地域の地方委員会についてはどのように安全を確保するか、またどのようにIDカードを発行するのか、消滅した選挙人名簿を回復しているのか、等など、、彼に期待したい。

大統領世襲のトーゴ

2005年02月08日 | 政治家と政治
コートジボワールとは友達付き合いしていた(?)トーゴのニャシンベ・エヤデマ大統領が2月5日になくなりましたね。
飛行機事故にも、暗殺にも不死身のエヤデマさんといわれていたのに、、69歳だったそうです。
あのサングラスのインパクトある顔は、本当に強そうと言うより、コワそうに見えました。 合掌。

でもその後がね、、48時間で憲法を都合よく変えて、息子のフォール・エヤデマ(前鉱山・設備大臣)が暫定大統領になったそうです。
本来の暫定大統領であるべき国会議長は更迭されたそうで、、なんとも、、どうなっているのやら。
モロッコの人たちも新聞を見てあきれていました。
コートジボワールとトーゴの間にあるガーナはいまのところ優等生だけど、、
西アフリカ、しっかりしてよと言いたいですね。
一人の権力者が長く続くと、交代のシステムができずに、結局は荒れてしまうんですね、残念。

コートジボワールではどのように報じているのか、見てみましょう。