遅ればせながらご報告申し上げます。
5月29日、予定日ピッタリに3,462グラムの男の子を出産いたしました~
我ながら、わりとお騒がせな出産劇でした。
陣痛、痛いよ~。><
だあれ?「生理痛のひどいの」とか言った人は。
そんな生易しいもんじゃなかったよー。下半身もぎとられるかと思ったよー。
以下、超長文で出産レポート(ほぼ自身の記録用)です。
************
3日前からおしるしがあり、心の準備は万全。
わりと気持ちに余裕をもったまま夜まで過ごしていました。
ところがお風呂のことを考え始めたら、
「あれが高位破水とかだったらどうしよう・・・(おふろ入って感染症とか、イヤ。)」
と思っちゃったんですね。
考えれば考えるほど悪いことのほうが思い浮かぶわけで、念には念を、ということで実家の家族を呼び出し、産婦人科へ(すでに時間外)。
これもねー、内診より痛いのよー。
割り箸みたいなの突っ込まれてグリグリ。
pHで羊水が出てるかどうかをチェックするんだそうな。
ゴメンよ、露骨な表現で(笑)
結局破水はしてなかったので、その日はそのまま帰される。
27日になって陣痛らしきものがきたので実家へ移動。
車で数分の距離ですが、『里帰り出産』することに決めてました。
出血も増えたので病院に電話してみたら、
「まだ大丈夫。」
と、門前払い。
夜中に陣痛が10分間隔になったので再度病院に電話をしてみたら、
「今病院に来てもらってもベッドで寝てもらうだけ。」
とこれまた門前払い。(ごもっともです。)
仕方がないのでそのまま眠る。
28日朝にかけて、10分おきにやってくる「生理痛のひどいの」に眠りを妨げられ、
「この調子でいけば今日(28日)中には生まれるな~」と思っていた。
が。
朝、起きたら痛みが去ってしまった。
夕方から再び陣痛。
お風呂から出たら5分間隔に。
みたび病院に電話。
で、今度こそ入院。
ところが病院に着いたらまたまた間隔が空いてしまって、本当に5分間隔だったのか、計り方を間違えてないかと聞かれ焦る。
そんなことも言われても~。;;
助産師さんいわく痛みも『前駆陣痛』だったのではないか、と。
それ聞いて、
「なんか・・・、私って・・・大袈裟?・・・」
と、気まずい気分になってしまった。
今日出てくることはまずないだろうから、とりあえずゆっくり眠って明日頑張りましょう。
ということで、ブドウ糖を注入され、痛み止めを飲み、その日は平和に眠りました。
29日。
朝起きて、ゴハンを食べようとしたら食欲がなかった。
ぶどうゼリーだけ手をつけて、それも半分残した。
朝イチでだんなさんが来たころから、かなり痛みが強くなり、それからは記憶が曖昧です。
電気消されて、薄暗い中アロマ炊かれて、音楽かけられて・・・
そのアロマのにおいが強すぎて気持ち悪くなって。
助産師さんの先輩みたいな人が「くさい」って言って消してくれた気がする。
それでも気持ち悪くて、
「気持ち悪いっていうのはいい傾向よ。」とか言われるが、何がいいんじゃい、とケロケロ吐きまくり。
その間にも痛みは増し、なんかのオマケの安い人形みたいに上半身と下半身がスポンとはずれてしまうんじゃないか、という感覚に襲われる。
だんなさんの手をひっぱったりひっぱたいたりしながら、
痛い~っ!と絶叫し、
痛いんだってば!!と八つ当たりし、
ベッドの手すりを殴り負傷し(笑)
そうこうしていたら体の中で
バッチーーーン!!
と、超巨大水風船が割れるような衝撃としびれが。
こ、これが噂の・・・
「はすいしたあ~~~っ!!!」
ってやつか!!
もはやパニック。
痛いわ、ジャーッ!ってな勢いで体から滝のように水が出てくるわ。
私の叫びを聞き取れなかっただんなさんが「痛いの?」とかトンチンカンなことを言ってきたので、
「は・す・い!!破水したってば!!」
と、またまたブチ切れる。
それでもその時点では子宮口の開き的にまだまだ折り返し地点にも立っていなかったらしく、だんなさんからの連絡を受けた母が病院に到着してからも分娩室に移される気配もなし。
いったいあと何回この痛みの波と呼吸困難に耐えねばならんのだ、と思っていたら、子供の心音が消えたんだか遠のいたんだか、「戻ってこない戻ってこない」とお医者と助産師がバタバタし始めて、「早く分娩室に移せ」ということになった。
なんのことやら、もうこの時には状況の心配より何より、やっと分娩室に行ける安堵半分、
「この状態で移動しなくちゃいけないってことが信じられない。無理。おやすみなさい。」
って気持ち半分。
ほとんど気絶したまま、誰か(きっと助産師さん)に両脇を抱えられて、引きずられて分娩室に運ばれていく自分を俯瞰で見ているもう一人の自分がいたのを覚えています。
酸素ボンベを付けられて、
「これつけたとこで、特別快適ってわけでもないんだな。」
と、ちょっとがっかりしたこと。
血圧計るのに腕を縛ったゴムが痛くて、
「痛いです!!」
と医者に当り散らしたこと。
そういうヘンなことはバッチリ覚えてるんだけどなあ。
結局その後、分娩台の上で暴れ狂う私に助産師さんが叱咤し、なだめすかし、無痛分娩を勧めてきた。
お産の前から、わけあって
「絶対に『無痛』は選択しない!!」
と固く誓っていたので、条件反射で無痛を拒否し続けたけど、しまいには、子供の頭の向きが悪いだとか、骨盤の向きがどうだとか、産道がどういう向きだとか、いろいろ問題を説明されたうえで、
「このままでは子供が苦しい。無痛がイヤなら帝王切開になります。」
と言われてしまう。
「子供が苦しい」と言われて、されに帝王切開をちらつかされたら、それならもう無痛選んだほうがいいんじゃ?(しかも内心無痛を選ぶ理由ができたことが嬉しい。)
というわけで、急遽無痛分娩に切り替えられました。
その後も陣痛が来なくなって仕切りなおしたり、馬のお産みたいに手グリグリ入れられてああでもないこうでもないとのぞきこまれたり、吸引分娩になったり、ザックリ切られたり。
そんなこんなでわが子との初対面。
いろいろあったけどこうして無事に子を授かることができました。
しわくちゃな顔した血まみれのわが子が助産師さんに抱きかかえられた姿を見た瞬間、ドバーッと涙が出てきた。
なにが、っていうんじゃなくて。
これはもう理由なんてなく、ただ流れ出るもんですね。
胸の上に子供を乗せられたら想像以上に温かくて、いろんなものでヌルヌルしたままの赤ん坊を抱きしめました。
妊娠中からいろいろアドバイスいただいたり、話を聞いてくれたり、そばにいてくれたりした、いろんな人、いろんなこと、いろんなつながりに感謝します。どうもありがとうございます。
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更新ないからそうだろうと思ったよ。
私も一人目はアメリカだったから無痛だった。一人目無痛で二人目自然だったけど、一人目の、麻酔打つまでのわずかな時間の方が強烈に痛かったわ。
何はともあれよかったね。
しかし出産より育児のほうがしんどいと思う(笑
今回、「もし自分がどこかのジャングルの裸族だったりしたらどうなってたんだろう…」と考えちゃいました。
無痛どころか吸引も帝王切開もしてもらえないわけで。今頃どうなっていたことやら・・・
お産ってコワイ~。
医療の進歩ってスゴイ~。
体力的にしんどい今が、実は子育てで一番いい時期なのかもしれないですね。