中川ワニ珈琲∞アトリエ

中川ワニ珈琲に関連するお知らせや日記

ワニビーカーが出来上がりました

2016年04月09日 | 日記
温かい春の日差しの中、クロネコヤマトのおじさんがうんこらしょ!とアトリエまでワニビーカーを、運んで来てくれました。



ワクワク、ドキドキ、緊張感して待ちわびたビーカーの仕上がりです。手吹きのビーカーは想像を超える美しさです。一点、一点、吹き具合や自然に入る気泡など様々な美しさがありました。作り手の息を感じる仕上がりです。

早速、使い心地を試そうと珈琲を淹れてみました。
中川ワニ珈琲∞アトリエfacebookにてその動画をアップしたので良かったら見て下さい。

ご予約頂いていたお客様には随時発送させていただいております。珈琲豆とセットでご予約頂いてたおりますお客様はもう少し、お待たせいたしますが4月下旬までにはお手元に届け致します。



珈琲を自分らしく楽しむ為に

2015年12月25日 | 日記
無事に関西ツアーが終わりました。
ご参加頂いた皆様ありがとうございます。

珈琲を、楽しむ方法の一つになれば幸いです。

今回旅のきっかけになった本。
その本の内容をマカロニというサイトにご紹介して頂きました。

また、是非ご覧ください

http://macaro-ni.jp/23500


そろそろアイスコーヒーを

2015年06月27日 | 日記

京都から「アイス珈琲がよく出ます」と連絡が来た。
「なんだか、アイス珈琲がよく出るから追加注文が入った」と嬉しそうでもあり不思議そうな顔をする焙煎人。

彼にとってアイス珈琲を自分から好んで飲まないから、季節の需要がイマイチわから無いのだと思う。
「珈琲好きな人はな暑くてもホット珈琲を飲む」が持論である。
寒くても、暑くても、毎日熱い珈琲をちびちび熱燗を飲む様な楽しみ方をしている人だから、ちょっと説得力がある。
自然にヌル燗になって最後は常温だ。ちびちび飲む味わいが楽しいらしい。

アイス珈琲の話に戻って私としては暑い時期は特にアイスのカフェオレが飲みたくなる。
暑い道のりを喫茶店まで歩いて程よいクーラーの利き具合の中でカラカラ音を立てながら
(できれば細めのストローで)ちびちび飲みたい感じである。

キンキンにに冷えたアイス珈琲が体が冷めるのと比例してヌルくなっていくのを楽しむ。

ん、?。どっちもどっちかな?などと思う。

さてさて“和菓子に合うアイス珈琲”を追求している彼は今日もそれ楽しんで焙煎をする。



芯のある味の強さが和菓子には良い。


ちくはの友

2015年05月26日 | 日記
コーヒー大作戦と三人のトークイベントが無事終わりました。たくさんのご来店ありがとうございました。心から感謝しております。

トークイベントが終わってからも余韻を楽しむ様に3人がぽそりぽそりと会場の外で会話する話はしばし会わなかった月日ややっぱりめったい無いスリーショットなんだなぁと感じさせてハラハラドキドキワクワクと見てて少々気を揉みました。

ちくはの寿司の前で最後の記念撮影。

竹馬ならぬ「ちくはの友」だと便乗して撮りました。

3人が1番リラックスしてる瞬間を狙い撃ちしました。バッチリでしょ。

珈琲というツールを使って同時期を生きてきた3人。3人にしかわからない共通の空気感や、はたまた真逆にぶつかる理論もある。僕らは中川ワニ世代だからと堀内さんとオオヤさんはしきりに笑ってた。トークイベントを聞いて21年経って珈琲は進歩しつつあるのだと感じる。

昔からある固定概念やそこからさらに21年かけて3人が築き上げてきたそれぞれの文化が新しい時代の流れとどう向き合うかが動いてるのが伝わる。

…いや、正確には2人かも。


ワニはカメ並みの速度なので少しタイムラグがあり
ゆっくりじっしりのしのしと歩くことしかし無い。


三者三様の珈琲をこれからも見つめていきたいと思います。

ワニ初めてチェーを食す

2015年04月18日 | 日記
チェーは何?

何どもたずねられる。
「チェーとはベトナムの食材を煮た甘いデザート。日本で言うあんみつやぜんざいのようなもの。 」と何ども答える。

冷たいチェーを見てあれチェー?
温かいチェーを見てあれチェー?

彼は、チェーを食べたいわけでは無いのだか
誰かさんの影響でチェーを探す。

ダラットは元々、珈琲味を探す旅なので
チェーはおまけのようなものだったのだか最終日これぞをみつける。
トウモロコシ、ブラックビーンズ、キクラゲにと色々ある。

いろんなチェーがある中で店主一押しの焼きバナナとココナッツタピオカの温かいチェーを選ぶ。



焼いたバナナの焦げ具合とココナッツの甘さがいいあんばい。しばし、珈琲を忘れる。

旅に出ます。

2015年04月13日 | 日記
旅に出ます。
ちょっくら遠出でダラットだ。
旅のお供はいつもこれ。
今回はやや暑い国なんで
帽子は白のパナマにする。

身支度する時間も無い。

どんな珈琲と巡り逢うかたのしみだ。




美味しいを考える

2015年03月06日 | 日記
美味しいを学ぶということ



今回からぼくが今、焙煎指導をしている子とレッスン終了に後振り返りと今後の課題をセッションする
場を設けることにしました。

彼女が感じたこと、思うことを自分で考えて自分で
行動できるようにならなければならないからである。

その為の試みだ。

『焙煎50%』『淹れるの50%』で珈琲の味は決まる。even:evenな関係が
本当に美味しいなって思える味が出来ると今、思ってる彼女。
また、どちらかの不足をどちらかが十分な方がテクニックで補足をすれば味は良くなるはず
といっています。それがどうなのかこれから彼女が自分で答えを
見つけていけばいい。

豆の鮮度や保存方法と細かいことをいい出せばきりがないからまずは
『焙煎と淹れる』で考えはじめました。

最近は品質(食材)の良さ珈琲で、味がいいといってる人が多い気がする。
高級食材を使ったら=美味しいということなんだと思うのだが本当に
それでいいのだろうか?考える。

では、安い珈琲は何が安いんだろう?トップクラスから比べれば品質の劣る豆を
使うことは美味しくないのか?とそんなことを考えてしまう。
いくら高級な豆を使ったとしても焙煎人がその素材の良い味の部分を
「表現したい味」と「意図的」に引き出すこと、又自身が思い描く香りと味が調理され
同じ表現が再現することができていなければいい豆もプロと素人の差や
コーヒーの味わいの楽しみがなくなってしまうのではなかろうか。

また逆に購入しやすい価格や安価な豆でも工夫をすることによって美味しい味に
調理ができる技術が珈琲の本質に近づく「味わい」の表現の一つではなかろうか。
豆自体が持つ品質の良さと安価な豆の味のどちらかがいいということではなく、
どちらを自分が選び何を重視するかが消費者である飲む人自身の課題にもなると思う。

たとえば毎日ご飯を食べる。

高いお米は美味しいが毎日買えないし高級なものばかり食べていても飽きてしまう。
またすごい安いものばかりを毎日食べていると人生は楽しくない。
いい按配にいいとこ取りしながら自分らしいお米の好みを
日常では選んで食べることが出来ているでしょ?

作り手と食べる側がeven:evenで知識と関係が成り立っている。

でも、珈琲はまだまだそこにはいたっていない気がする。

だから、聞きたい。

私はどうやったら美味しい珈琲が自分でチョイスして淹れることが出来るのか。
珈琲は嗜好品という曖昧なガイドラインからもう成熟した領域で
表現されるべきだ。珈琲豆の素材の良さだけでなく焙煎人の技術料が
ちゃんと飲む私にわかる味と出会いたいと焙煎を学ぶ彼女。

珈琲の技術はどこにある?そんな対話をしました。

師弟の絆

2015年02月12日 | 日記
これは師と弟子の写真である。
左が師で右が弟子である。
師は中川ワニ、弟子はロミだ。



東京にて電車に乗ってバスに乗って出かけた珈琲屋で偶然の再会だった。
ロミは山形で狸森焙煎所という珈琲屋を営むから
そんなに滅多やたら会えない。

ワニはワニ毎であちこちと旅に出ることも多く
人と約束して会うのもなかなか実現しないのだが。。。。。

これが互いを呼びあったというものか。

たくさん焙煎師がいる中でロミがなぜ中川を選んだのかわからない。
だが、弟子はとらないスタンスの彼がロミを弟子にしたかは
彼の瞳を見てわかった。

人は外見で物事を判断することが多い。
外見の奥に潜む本当の純粋さであったり、個性をみいだすのは難しい。
でも、ロミは私にはグローバルな人間に見えた。

一見ヤンキーに見えるその雰囲気や仕草より私は民族という
一つの国に縛られないグローバルな姿勢を感じ取った。

偶然出会った驚きと少し照れくささが素直にでるロミは眩しかった。
それに比べ、中川ワニという人物は不器用である。純粋な分 気持ちの表現が下手だ。
久々の再会を目の当たりにする立場の人達は、もっと素直になればいいのにと思う。

私がロミの珈琲を口にしたの1年ほど前?、たまたま彼が知人にお土産として
渡した珈琲豆をおすそ分けしてもらった。
一口飲んで驚いた。

そこには、中川の味と同じ根源があった。

そして私はその豆を持ち帰り中川ワニに手渡し、淹れて飲んでもらった。

一口飲んだ中川が一言
「初めてロミを褒めてやりたいと思う。この珈琲には焙煎師の意思が味に表現されている。」
といった。
だが彼は不器用で連絡を自分から撮ることができなかった。

偶然の出来事に彼はいう。
「ロミ、初めてお前の珈琲を褒めてやりたいと思った。」
これが師弟のやりとりだと私は感じる。

これから10年たったのち、今度は肩を組んだ写真を撮ろうと私は提案した。
ロミはそれがいいと恥ずかしそうに笑う。
中川は聞こえているのに聞こえないふりだ。

これからさらに師弟の味の探究は互いの道で続くのだろう。

肩を組んだ写真を見る日が実に楽しみである。

あ、忘れてた。
自分は2番目の弟子なのでロミのこと
ロミ兄さんと呼ばなければならない。
二人には負けないと強く決心する。

美味しいを教わる

2015年02月10日 | 日記
美味しいを教わるというコトをあらためて知ったのは去年の年末。

珈琲を淹れる人を3ヶ月ぐらいで一人育てることと、珈琲の卸先の斡旋をして欲しいと
小田原のクライアントから依頼があった時です。
(本来は、カフェをするので中川に珈琲を焙煎して欲しいという依頼内容だったと思う)

何回かセッションをしているうちに
今の時代は誰か知名度がある焙煎された珈琲を購入して売るより
自分の店で焙煎をして、売り出すことがこれからのマーケットに対してカフェの個性を
売り出すことになると1つのミッションが生まれました。

プロの焙煎人はたくさんいます。珈琲を卸売から購入することは誰でも出来ます。
でも、短期間で焙煎人を一人育てることは中川ワニ珈琲にしか出来ないと
クライアントからの出資がきまりました。

その日からクライアントとの二人三脚が始まりました。
順調とはなかなかいえない滑り出しだったのですが
なんとか焙煎人候補が決まりました。
が、実際レッスン開始直前予期せぬ出来事が起こりました。

それは、予定していた男性の焙煎人候補が辞めてしまったのです。

ここで、ふつう「さあ大変!!どうする」となるのですが
クライアントも中川ワニ珈琲もすぐ思考が変わりました。
カフェスタッフは女性が決まっていました。もともとおまんじゅう屋さんに就職した
普通の女性たちです。

でも、もしその子たちが焙煎できるようになったら
日本でただ一軒、おまんじゅう屋さんに就職したはずが
突然、珈琲の焙煎人になることになりレッスンを受け
三ヶ月で商売を始めると稀に見ぬ実例ができるというビジネスチャンスです。

じつに冒険であり見事な接合だと感んじました。
そう、珈琲のジョイントアドベンチャーが始まりました。

何も知らない女の子たちと珈琲のおじさんがレッスンする。
珈琲の淹れ方、知識、そして焙煎です。

焙煎機はプロバットです。ミルはスイス製のディッティング・珈琲グラインダーを
選びました。素人の子達の経験やスキルが不足する分を優れた機械が(人を)支援できる仕組みにへと
計画を立てたのです。

そして大切なことは2つ。
①女の子たちがenjoyでき、珈琲を楽しんで仕事に向き合う姿勢を作ること。
②店はスタッフだけでなりたつものではなくお客様に育てていただくこと。
 日々珈琲をお客様にどうenjoyしてもらうかです。

①は3ヶ月間でしたが女の子やちと美味しいということを学びあいました。

今度は8人7脚です。楽しいし、大変、いろんなことがいっぱいで毎週が新鮮です。
プロの中川ワニ珈琲が教えるだけではなく、教わっているはずの子たちから私も多くを
学びました。

美味しいということは教えるだけでなく教わることもあると
教える立場の私に普通の女の子たちが教えてくれました。

感謝です。

レッスン最後の日手紙をもらいました。
ワニの便箋に手紙とお城の写真です。お城が好きな女の子が三人の中に一人います。
ユニークなプレゼントです。



中川ワニ珈琲ができることはやりつくしました。

お店は現在オープンし、今小田原のハルネの中でやってます。
このお話は、オープンするまでの秘話
ほんの少しの人しか知らないことです。

彼女たちが本当の焙煎人としてこれから育っていき続けることは本人の努力と
来てくださるお客様の声です。お客様に育てていただける珈琲を彼女たちに
サーブし続けることを願います。

キーワードは女の子が
焙煎している一番角にある店です。
よかったら、探して行ってみてください。
②を実戦できるのはお客様だけです、よろしく御願いいたします。

3年後に彼女たちがいい笑顔でそれぞれのワークライフについてることを願います。

それから、今新たな女性が一人ワニ珈琲で珈琲の焙煎を学んでます。
どうやら僕は焙煎を人につなぐ仕事に縁があるようです。

興味のある方はどうぞ、ご一報ください。
企業、個人、プロ、アマ、国籍と珈琲に国境はないはずです。

常に、旅に出てるのでファックスしていただけると幸いです。