西加奈子さんが直木賞をとったのを知ったのは自分が読み終わったサラバを
友人に貸し、その人はちょうど下巻に読み入るところだった。
正直、今まで直木賞に興味がなかったがたまたま読み終えた
(ましてや自分が好きな)本が賞を取ると嬉しいものなのだと知る。
ここ数ヶ月、
考えるところあり読書にふけっていたが『サラバ』に背中を押された気がする。
色んな本を読んだからそこにいきついたのだと思う。
作者も書いて書いて書きまくってサラバにいきついたのだ、おそらく。
わがアトリエでも『サラバ』さながらの出来事は日々起こっており、
生きてる人は大なり小なりサラバに向かって流れもがく。
さて、わがやにもサトラコヲモンサマがおる。
焙煎室の片隅の高い位置にちんまりおられる。
それを見て誰かが涙を流すわけでもなく拝む人もおらん。
だかそれは確実に中川ワニ珈琲の御神木なのである。
21年前、彼が初めて焙煎した豆である。
どんな味なのか分からないし
それは美味しいのか美味しくないのか
そもそも珈琲の味がするのかすら分からない。
知るのは中川ワニと今はニューヨークにいる彼の友人だけだろう。
本の1節に出てくる言葉
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
答えがでるのはなかな時間がかかるがわが家ではコーヒーだ。
カップ一杯のコーヒーの為に彼は生きていること、生き続けてゆくことを、
彼が信じているということだ。揺るぎない大きなコーヒーの樹を彼は持っている。
それがどんな味のコーヒーかは、飲まなければ分からないし、
飲んでも分らへんかも知れへん。
でも。飲んでみてください。
今日は2015年1月29日(金)晴れ
ハイ・ローストとシティー。ローストを焼く。
日々、新しいコーヒーが生まれる。
サラバとともに。
友人に貸し、その人はちょうど下巻に読み入るところだった。
正直、今まで直木賞に興味がなかったがたまたま読み終えた
(ましてや自分が好きな)本が賞を取ると嬉しいものなのだと知る。
ここ数ヶ月、
考えるところあり読書にふけっていたが『サラバ』に背中を押された気がする。
色んな本を読んだからそこにいきついたのだと思う。
作者も書いて書いて書きまくってサラバにいきついたのだ、おそらく。
わがアトリエでも『サラバ』さながらの出来事は日々起こっており、
生きてる人は大なり小なりサラバに向かって流れもがく。
さて、わがやにもサトラコヲモンサマがおる。
焙煎室の片隅の高い位置にちんまりおられる。
それを見て誰かが涙を流すわけでもなく拝む人もおらん。
だかそれは確実に中川ワニ珈琲の御神木なのである。
21年前、彼が初めて焙煎した豆である。
どんな味なのか分からないし
それは美味しいのか美味しくないのか
そもそも珈琲の味がするのかすら分からない。
知るのは中川ワニと今はニューヨークにいる彼の友人だけだろう。
本の1節に出てくる言葉
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
答えがでるのはなかな時間がかかるがわが家ではコーヒーだ。
カップ一杯のコーヒーの為に彼は生きていること、生き続けてゆくことを、
彼が信じているということだ。揺るぎない大きなコーヒーの樹を彼は持っている。
それがどんな味のコーヒーかは、飲まなければ分からないし、
飲んでも分らへんかも知れへん。
でも。飲んでみてください。
今日は2015年1月29日(金)晴れ
ハイ・ローストとシティー。ローストを焼く。
日々、新しいコーヒーが生まれる。
サラバとともに。