中川ワニ珈琲∞アトリエ

中川ワニ珈琲に関連するお知らせや日記

旅のはじまり

2015年01月27日 | 日記
文章を書くことが好きな人は文章を書いたり、パンを焼くのが得意な人はそのパンについて皆の前で発表をしたりと好きなことを皆でディスカッションするワークショップがあったんだ。そこで永井さんが俺に珈琲を淹れてみないって声をかけてくれて参加することになった。それがきっかけかなと話はじめた。

自分の得意なことを好きに発表するのだから楽しいに決まってると羨ましくなってくる。色んな分野の人が参加して珈琲を飲みながら笑ってる顔が思い浮かぶような話だ。

ずっと東京の同じ場所でやっていたのだがある日「大阪にあるシャムアという場所で今度やるから中川くんもおいでよ」と受けた事が『旅』のはじまりになり『中川ワニ珈琲漫談』になりそのうち『中川ワニ珈琲教室』へと旅の積み重なりと同時に変化していく。
それが珈琲と旅のはじまりだ。

小さなリュックや鞄を持ちヨレたTシャツとGパン姿にスニーカーは履き古され擦りきれてる。テンガロハットに度のきつい眼鏡がトレードマークの人物は
自分が焙煎した豆で国内外を回る。その旅はさながらフウテンの寅さんと重なって見える。人情味があって商売そっちのけでお節介やいて。器用なのか不器用なのかよくわからない。
自由気ままに旅するワニさんの話はずっと続くのだがそれは後述させていただきたい。




ここで出てくる永井さんとは永井宏さんのことである。
永井さんは中川ワニ珈琲の名付け親です。ときおり永井さんとの思い出話を彼がはなす話をここで語るよりはいつかそういうタイミングが訪れた時に彼が話せばいい。
でも、朝日新聞デジタルに載っていた記事で永井さんの人柄やその当時の情景が伝わってくる記事がありました。
是非読んで下さい、素晴らしいです。

http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201402130048.html

さて、東京青山のTAMBOURIN GALLERY(タンバリンギャラリー)でその永井さんの個展が催されました。その時、中川ワニ珈琲もほんの少しお手伝いさせていただきました。

永井さんの作品がならぶギャラリーは初日の平日ということもあってとても穏やかで
のんびりとゆったりた時間が流れる。その空間は
 そこに訪れる人とその場にいるひと 
に真っさらな気持ちを与えてくれます。たくさんの作品に囲まれながら懐かしい人との再会、コポコポとゆったり淹れる珈琲。



自分が思い描くおいしいコーヒーを皆で楽しく飲むために21年自分をつらぬき続けている中川ワニ珈琲を淹れます。

2015年1月20日タンバリンギャラリーにて中川ワニ珈琲


永井さんに伝わったらいいなと思う一日でした。


最新の画像もっと見る