聞いてよ!変だよ!

日常の気がついたこと、感じたことを日記風、エッセー風に書いていきます。

食品偽装は心底情けないと思う、自主公表は「自首」のまちがいでしょ!

2013-11-16 12:01:43 | 日記
大手ホテルチェーンが突然自主的に記者会見をして、メニュー食材の名称などに誤りがありましと発表した。テレビを見ていて、よくもまあ嘘を突き通すものだと呆れてしまった。
きっと、内部告発があったのだろうと推察する。

なんとまあ~、エビは何でもかんでも伊勢えび、車えび、芝えびに変身、加工肉は最高級国産和牛に変身、市販ジュースは栓を抜くだけなのに自家製、植物油脂は生クリームに変身、産地名は好き勝手放題でした。他の食品も多々あるようだ。そして、詐欺ではなくて社内の連係ミスだと言い張る。5年も6年も前から発生していたという。そしてお客様には総額で億単位の額を返金するという。どれもこれも、呆れてしまった。

高級食材を使わずにいかに原価を低くして、利益を増大するかに腐心した結果である。
意図するしないを別にして、これは見事な詐欺だ。
厨房が知らないはずがない、総料理長が何年も知らないなんてあり得ない。
そんな理由が、まかり通ると思っているのだろうか。

そのあとに次から次と「談合」したかのように名のあるホテルや外食チェーンなどが、自主的記者会見で頭を下げた。この食品偽装は示し合わせて行われていた証拠だ。ばれたら示し合わせて詐欺ではないという言葉使いも同じだ。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」と平然と地位のある大人がやって見せている。
改めて呆れるやら、テレビを見ている自分が赤面する次第だ。

朝日新聞は、外食の食材偽装は何が問題かと記事を載せた。
日本農林規格と景品表示法の二つとも外食は対象外だったと結論付けて、違法とは言い切れないと歯切れの悪い記事だった。詐欺罪の事は一切触れずじまい、善管注意義務の事も触れずじまいだった。法律が整備されてない抜け穴、法の隙間問題らしい。本当にそうですか。

トップが辞任する会社もあったが、多くは何のおとがめなしだ。
お詫びにレシート無しでも返金するというが、利用した人が申し出るだろうか。
申し出るのはとても勇気がいることでしょう。
足元見られて、たかられるだけではないでしょうか。

数年にわたる偽装で億単位の利益を得ておきながら、何のおとがめもないのは変ですよ。
検察の捜査は入らないのでしょうか。
これは自首するのが正しい姿でしょう。

そして襟を正して、世間に目に触れにくいブラックボックスの仕事にこそ、誇りを持って再出発してもらいたい。裏で何をやっているか、わかったものではないと疑念を持たれ続けるようでは、外食産業は信頼されないと思う。

あまりに腹が立って、書きながら少し興奮しました。

今日も読んでいただき、感謝です。