今回は製作ではなく修理のお話です。
製作家仲間には他人が作った楽器に手を入れるのはちょっと。。。という人もいますが、
私は楽器を再び生き返らせると考えているので修理も好きです。
長年お世話になっている方の御年130歳のチェロで、「A線のウルフトーンの解消」「低弦のパワーアップ」のご相談を受けました。
駒や魂柱を交換することで少しは音が良くなる助けにはなりますが、根本的解決には表板を開けてバスバーの交換が必要だと判断しました。
名門オーケストラのチェロ奏者でもいらっしゃるのでバスバーを交換するならプロ仕様~ソリスト仕様に挑戦したいところ!!!
表板を開けたまま時間が経過するのは良くないので、開ける前にもう一度最初からプロジェクトを考え抜くことにしました。
およそ一か月
色々考えて
準備が整い
いよいよ表板OPENです。
表板全体 木の色から少なくとも3度修理が行われたのではないかと推測します。
つづく
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