クレモナ カルテット

再び生きる ~Rinascimento~ その2

表板を開けてバスバーを見た瞬間

Before

位置を移動・深さ・厚み・長さ・テンションなどを工夫して

必ず現状よりもいい音が鳴る楽器に出来るとほぼ確信しました。

また製作者の考えや意図するところを知るために厚みの測定なども行いました。

やりがいがありそうです!!

バスバー交換、表板を調整して再び接着。いよいよ音出しです。

A線のウルフは解消され、楽器全体の音量もアップして特に低音がパワフルに高音は華やかに。

ボディーサイズが大きくないチェロにも関わらず低音が深く豊かです。


お客様に試奏頂いた際、

「修理と言うより時を経て新たな楽器に生まれ変わった。

オールドの楽器だけど、やちトーンがする。

(初チェロから最新作までいつも試奏でお世話になってます)」

そして最後に「この響きをしっかり覚えて新作に

活かして下さい。」と激励の言葉を頂きました。

育てて下さる方がいることに感謝です、また次回作も頑張ろう!

コメント一覧

cremonaquartetto
お返事
ブログいつもご覧頂きありがとうございます。
楽器の抱える問題により、バスバー交換で解決できる場合があります。テンションや形状もそれぞれの楽器に合わせプロジェクトします、また位置なども数ミリ単位で動かします。
リクエストにお応えして、After写真もアップしますね。
バイオリン大好き
いつもブログを楽しく拝見しています。
バスバーを取り換える、、、 そんなことができるなんて知りませんでした!
修理を終えた後のバスバーというのは、Beforeの写真よりもよりだいぶ変わったのでしょうか?
可能なら、見てみたいです!
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