講評を聞けるというのでワクワクしながら
朝一番にコンクール展示会場に行って来ました。
前回に比べるとヴァイオリンの順位が大幅にアップしました、チェロと点数がほぼ同じで審査員の一貫した評価が伺えます。
さっそく審査員の方々に伺いました。
製作家3人からは「楽器は正確にカチッと仕上げる事、ニスの仕上げが輝きすぎ」等の指摘を受けました。
やはり彼らのスタイルを基準に判断を下すので、好みが評価を左右するようです。
私は「楽器は生きている」と考えているのでラインは柔らかく丸みを帯びる方が温かい印象で好きです。
正確にカチッと仕上げる楽器はどうしても「冷たい=機械」の印象を受けてしまいます。
またニスの仕上げも「マット仕上げ=未完成」となり磨いてピカピカにしたくなります。
好評だったのは材料で「裏板が印象的だったのでよく覚えている。こんな材料どこで手に入れたの?」
と審査員に聞かれたり。
一番厳しい点数を付けた審査員の方とは、幸運にも半時近くお話しすることができました。
熱心に楽器のスタイルや勉強するべき事をご指導くださり
「本当の金メダルはコンクールで優勝することじゃなくプロの音楽家に楽器を使ってもらうことだよ。」
と数々のコンクールで優勝されたからこそのお言葉。
改善するべき点、譲れない点、目指すべき道など大変勉強になりました。
それにしても音楽家の審査員がいなかったのは残念でなりません。
音楽家の評価が一番楽しみだったのですが。
最後になりましたが、応援して下さった皆さま
ありがとうございました、また頑張ります。
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