櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

クラス春タームstart

2014-05-11 | レッスン・WSノート
ソロ公演を終え、GWも終わり、クラス活動を再開しました。春タームは冬~4月の流れから自然につながりながら、先日の公演制作を通じて得た気付きや技術や考えを反映したいと思います。

5月7~10日の各クラスでは、さまざまな方が、僕のステージやダンスの現在に対して感じたことや作品への意見を教えて下さいました。
踊りを学ぶ一人としての視点、観客席なる空間を形成する社会人としての視点、あるいはアーティストと同じく個として人間一人としての視点。
優しさを持ちながらも、客観的に見たまま感じたままを言葉にしてくださる皆さんに、僕自身も一回一回の作品も、すごく育てられていることを実感しました。

それらに受け答えしながら、僕がダンスに対して抱いている思いや、実際にアーティストとして向き合っている出来事や苦労している点をナマの声で聞いていただく機会を得ました。

僕の作品は、個の底の方にある体験からのみならず、普段からの色々な交感や、クラス活動から得た体験や問いが心の中で結びついて、変化変容しながらインスピレーションの源になっています。今回の作品でも、僕自身が誰かと話していた言葉や普段何気なく弾いていたピアノや、偶然出会った風景の中で録音した音が音楽的に再構築されて音響の一部に取り込まれたり、ある日出会った太陽の光や草花の色彩が照明になったり、対話の断片から発想された情景が身振りや美術に反映したり、しています。いわば、作品のために考えるという事より、日常や無意識下の中でじわじわと踊りの作品が形になっていく事がはるかに多いです。さらに作品には、あえて白紙部分を残して上演の中で初めて出てくる部分とか、観客席のエネルギーと向き合っている中で、どんどん変化したり解体再構築されていく事が沢山あります。

そんなことも紹介したりしつつ、ダンスは、僕の場合ソロダンスという一人踊りのスタイルをとりながらも、やはりダンスは一人の世界から生まれていなくて、さまざまな人間模様を呼吸しながら生まれてくる、例え独舞であっても、そこで踊っている肉体は交流体とでも呼ぶべきか、さまざまな思いやさまざまな息を受け止めながら踊っている、決して個的ではない一種の触媒なんだと思う、そうありたいと思う思いを、少し話しました。その上でクラスの稽古を再開しました。

話しも沢山しましたが、クラスによっては、かなり動いて、動きながら、さまざまな思いをリフレインしました。

いかがだったでしょうか。

これから春そして夏、クラスに集中力を投入して、僕が「踊り」というものに生かされているからこそ得ることが出来ている事々を具体的に分かち合い、少しでも役に立てるといいなと思います。

8月頃には例年のクラスショーイング&オープンワークショップに繋げたいと思います。

自由にご意見いただき、新しい方もぜひ加わっていただき、踊りの輪をふくらませていきたいです。

どうぞ、よろしくお願いします。

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info.
【単発/チケット制クラス】西荻窪駅すぐ
5/13 予約OK
舞踏~オドリ入門
月2回ペース、毎月第2第4火曜19~21時

単発3000円、回数券:4回11000円・10回20000円
詳細・西荻ほびっと村学校「舞踏」クラス


【毎週の定期クラス】
荻窪バス10分
春季募集中
基礎=土曜15~17時
コンテンポラリー&オイリュトミー(初級)=土曜13:15~14:45
コンテンポラリー=金曜19~21時
オイリュトミー=水曜19~21時

週一ペース8000円から。欠席時の他クラス振替OK。
詳細「櫻井郁也ダンス定期クラス」
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