夕飯前、テレビを見ながら夕飯を待っていた。
母親の背をチラリと見ながら「トントン」と炊事場から音がした。
ーその空間が何かしら私を心地良くしてくれた..
いつも学校を下校して、いつも友達と野球や鬼ごっこした。
その帰り道をトボトボ歩いていると、家から煮物の匂いがしたり、焼き魚の匂いがした。
ああ、夕飯時だなと今思えば、これも“昭和の風景”かも知れない。
私が料理を作ろうと思ったキッカケは、忘れてしまいましたが、何を思ったのか「砂糖」を見たかも知れません。
子供にとって、甘いのが大好きです。さ
ですから、砂糖を興味を持ったのでしょう。
砂糖で遊ぶのは、やはり親から叱られるので、親が外出する時を見計らって実行に移します。
よく母親が作ってくれたカスタードクリーム風のクリーム、パンにつけて食べると凄く美味しかった記憶がので、それを作ろうと思ったのでしょう。
小学低学年の子供には、作れるはずもなく、でも母親の横でじっと見ていた記憶があります。
カスタードクリーム紛いのこのクリームのレシピは、いたって簡単。
本来は各々材料ややり方は違はいますが、一般的なレシピは、
牛乳、卵黄(全卵)、グラニュー糖、コーンスターチ(薄力粉でも)、バニラエッセンス(バニラビーンズ)等
と思います。
私の母親の場合、
牛乳、全卵、バター(有塩)、上白糖、片栗粉。
この味が、たまらなく好きでした。
年に一度、あるかないかくらいの頻度で作ったりします。
仏前の前に座り、カスタードクリーム紛いの頬張る。
母親の写真を見ながら...。
『おかあちゃん、ありがと』
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