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世界のどこかで起きていること。

日本人の日常生活からは想像できない世界を垣間見たときに記しています(本棚11)。

「暴かれる王国 サウジアラビア」(NHK-BS)

2018-08-08 15:52:02 | 日記
「暴かれる王国 サウジアラビア」
2017.4.18放送、NHK-BS





この番組を見るまでの私のサウジアラビアのイメージは、

・石油で潤っている中東の有力国
・アメリカの友好国
・イスラム教国


程度でした。

この番組を見終わってからのイメージは、

・王族が恐怖支配する独裁国
・この国の歪んだイスラム教育(ワッハーブ主義)がアルカイダやISを作り出した
・先進国(とくにイギリス、アメリカ)はこの国の石油に頼っているので、文句を言えないで黙認している


と激変しました。

なんだ、イランやイラクが悪者にされているけど、元凶はサウジアラビアだったんだ。
そういえば、アルカイダの創始者オサマ・ビン・ラディンもサウジアラビアのお金持ちの息子でしたね。

イギリスやアメリカの外交担当官がインタビューで、
「完璧な友好国など存在しない」
「いろんな面で妥協して付き合っていかざるを得ない」
と答えていたのが印象的でした。

番組で登場した「ライフ・バダウィ氏」。
ブログでサウジアラビア政府に批判的な動画をアップさせむち打ち1000回の刑かつ投獄されました。
現在はどうしているんだろう?と検索してみると、次のニュースが目に止まりました;

□ 「サウジ、カナダへの航空便停止 人権活動家拘束めぐり緊張高まる」(2018.8.2:BBC)
ライフ・バダウィ氏の姉で人権活動家であるサマル・バダウィ氏がサウジアラビア政府により逮捕されたという内容です。姉のサマル氏は“サウジ系米国人”となっていますね。

<参考>
・アラスター・クルーク『イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない』(ハフィントンポスト、2014年9月12日)

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