1.コンサルティングの現状から ここ1~2年の取り組みで・・・
(1)コンサルティング(品質向上、営業体制、市場開拓)させて戴
いて、分かった事。
(2)お客様は人手不足で深刻な悩みを抱えている。
『毎日の業務運営で人が足らない。時間外労働が多い。休みが取
れない。』
『ミスやトラブルが多く、リカバリーで稼働を多く取られ大変』
2.更に、具体的には・・・
(1)業務効率が悪いと思っているが、どの様に改善したら良いか
分からない。
(2)ミス・トラブル対応で稼働を取られるが、防止策が分からない。
①受注発注時のミス
②倉庫内作業ミス
(3)社員が思うように動いてくれない。特にベテラン社員が。
(4)担当者が急に休んだ場合、代替の人がいない。
(5)システム等のトラブルで業務中断が多く、回復まで時間が係
る。
(6)その対策として
『品質を高めミスを無くし、業務効率をアップし稼働を減らす』事で
改善を行った。
3.メディア(新聞、情報誌)も同様に言っていた。
(1)産経新聞2019年1月4日(金)
『少人数でも利益が上がる産業構造への転換』
①生産性の向上により人手不足解消
②現状分析、既存リソースの活用
(2)週刊東洋経済2019年1月19日号9ページ
経済を見る眼(小峰隆夫:大正大学地域創生学部教授)
『人手不足には、賃金を引き上げ、労働者一人当たりの生産性を上昇 させること』
(3)週刊東洋経済2019年1月19日号20ページ~ 日本の生存戦略衰退か再興か デービット・アトキンス(英国エコノミー・アナリスト)と考える
①『生産性の向上、最低賃金の継続的な引き上げ』
②『一番の問題点は政策を考えている人に分析能力が無いこと』
③『人をどれだけ安い給料でたくさん働かせるかで自慢』
④『ひどい労働条件なので働きたいと思う人がいないだけ』
⑤『人口減少と高齢化から、デフレ圧力が今後強まる・・・それを克服
するには生産性の向上が不可欠になる』
⑥『新しい発想を持って、既存の経営資源(人材、技術、資本)を組み直
したり、技術と組織、その他の資源の新しい組合せを構築する事が、
生産性の向上には一番効果的』
⑦『経営者と従業員の再教育が有効だ』
4.コンサルティング進め方
(1)スタートは現状の詳細把握
(2)お客様業務全体と問題点(改善が必要な箇所)を把握。
業務フロー俯瞰図の作成と詳細分析。
(3)俯瞰図に改善ヶ所と改善施策を記載(継続的に追記・修正)
どの会社にも共通的施策(2S改善)
①TPS(トヨタプロダクションシステム)施策
2S(整理・整頓)改善、手順書・標準化、
無理・無駄・ムラを無くす、
作業者が作業し易い(作業者に優しい、負荷を掛けない)環境
②整理とは:不要な物は捨てて、必要の物のみにする。
(事務室、デスク上、作業台等)
③整頓とは:必要な時に、使い易くすぐ使える様にしておく。
①業務が標準化されていない。個々人が区々のやり方
で行っている。良い方法と悪い方法が混在している。
②且つ、手順書(マニュアル)が無く、個々人の頭の
中に存在。存在しても(担当している社員でなく、実際
の業務を行っていない社員が作成等)活用出来ない手順書。
③改善しようとする意識や意欲が薄い。
(従来通りのままやっている)
④ミスが発生した時の対策が「次は気を付けます」のみで
終わっている。
以下、現状把握、分析、改善の実例です。
実例は個別にお知らせします。
電話受付の標準化と業務の必要性
1.標準化(マニュアル)の必要
(1)電話応対で応対者個々人で応対のやり方が異なっていませんか?。
(2)応対マニュアルで標準化されていますか?。
(3)一番良い応対、効率の良い応対がマニュアル(標準化)されていますか?。
2.そもそも、何故この電話を受けているのですか?。
(1)受注受付ですか?。電話でなくてはいけないのですか?。スマホ入力での注文では駄目で
すか?。
(2)お客様からお問合せ受付ですか?。お問合せを電話で受ける意義・必要性は何ですか?。
理由は明確ですか?。
(3)電話受付内容の分析はされていますか?。
(4)お客様は不明事項を聞く為に電話しているのですか?。
(5)その原因は何ですか?。ECサイト表示やパンフレット記載が分かりずらいからですか?。
(6)製品の使い方ですか?。保障内容の問い合わせですか?。
3.電話問合せを無くし、お客様からの受注を増やし、サービスレベルをアップする施策を考
える。
(1)お客様は無駄の電話をしなくて済む。
(2)会社は電話受付のコストが削減出来る。