□作品オフィシャルサイト 「銀河鉄道の父」
□監督 成島 出
□脚本 坂口理子
□原作 門井慶喜
□キャスト 役所広司、菅田将暉、森 七菜、坂井真紀、豊田裕大、田中 泯
■鑑賞日 5月7日(土)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
雨ニモマケズ 風ニモマケズ ~ サウイフモノニ ワタシハナリタイ
宮沢賢治と言えば、「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」は知っていたが、
今までしっかりと読んだことはなかった。そして恥ずかしいことに、
この映画を観るまで、宮沢賢治が死後、父・政次郎の努力で、
著名になったことを知った。
宮沢賢治の生き様とその家族との物語なのだが、これは俳優陣の力量が、
しっかり示された作品だと言って過言ではない。
そして僕の好きな成島監督の演出の上手さも素晴らしい。
父・政次郎に役所広司。この俳優の上手さを特段語る必要はないだろう。
賢治役に菅田将暉。若手の俳優の中ではやはり群を抜いているだろう。
今まで役所広司と対等に、またそれ以上に演じられる人は少ないと思っていたが、
その役所広司を超える演技を見せたのがこの賢治を演じた菅田将暉だ。
今までの作品以上の素晴らしい演技だったとつくづく感心した。
そしてもう一人、妹役を演じた森 七菜の演技だ。
実際にはわからないが、成長過程の賢治を支え、サポートし、
その時代に父・政次郎に意見をし、ボケた祖父(田中 泯)に平手打ちをくわせる。
こんな演技をこなす彼女を今まで見たことがなかった。
もちろん母役の坂井真紀も良かったが。
このキャスティングで全体的にバランスのとれたいい作品に仕上がっていた。
後半には客席からすすり泣きが生まれたほどで、派手さはないが感動作だった。
堪えていた僕も最後には涙腺崩壊でマスクまで濡れていた。
機会をみて宮沢賢治の本を読んでみよう。
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チケットの取り方が変わってなくてホッとしました(笑)。
役者さんが見せてくれましたね~。
原作を先に読んでいましたが、原作を壊すことのない演出が見事だと感じました。
菅田くん、さすがでした!ますます好きになりましたヨ。
私もラストで泣きました。
そう、すすり泣きも聞こえてましたね。
>3年半ぶりで映画館で見ました。チケットの取り方が変わってなくてホッとしました(笑)
それはずいぶん久しぶりの劇場鑑賞でしたね(笑)
>役者さんが見せてくれましたね~。
力量俳優揃いで魅せられました!
>原作を先に読んでいましたが、原作を壊すことのない演出が見事だと感じました。
僕は未読だったのですが、そうですか、それは良かった^^
>菅田くん、さすがでした!ますます好きになりましたヨ。
役所さんを食っている彼は一段と大きくなりましたね!
>私もラストで泣きました。そう、すすり泣きも聞こえてましたね。
琴線に触れるいい映画でしたね。
その時に、父親の影の協力を初めて知りました。
初めての子で長男で跡取りで、父親の期待や愛情は
相当だったというのが映画を観てよくわかりました。
役所広司さんと菅田君はこれが初共演。
役所さんの演技を見て、きっと菅田君はさらに伸びるんだろうなと期待していましたが
やはり期待通りの素晴らしい演技でした。
>数年前に岩手を旅行した際に、宮沢賢治資料館を訪れ
その時に、父親の影の協力を初めて知りました。
おお、そうだったんですか^^
>初めての子で長男で跡取りで、父親の期待や愛情は
相当だったというのが映画を観てよくわかりました。
あの時代は宮澤家でなくても長男はそうだったでしょうね。
ちなみに僕も長男ですが、サラリーマン家庭は関係ないですね(笑)
>役所広司さんと菅田君はこれが初共演。
役所さんの演技を見て、きっと菅田君はさらに伸びるんだろうなと期待していましたが
やはり期待通りの素晴らしい演技でした。
役所さんを演技で超える若い俳優はいないと思っていましたが、
彼はこの映画でそれをやってのけました!
ミュージシャンとしてアクターとして、もっと頑張って欲しいですね^^