□オフィシャルサイト 「ハドソン川の奇跡」
□監督 クリント・イーストウッド
□脚本 トッド・コマーニキ
□キャスト トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー
■鑑賞日 9月25日(日)
■劇 場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
大好きなトム・ハンクスとイーストウッド監督のタッグ。
155名の人命を救ったあのハドソン川への胴体着陸は、
まだまだ記憶に新しい事実。
機長の素晴らしい素早い経験則に寄る判断が、尊い人命を救った。
しかし、その裏側で知らざる戦いもあったのだ。
ヒーロー扱いされた機長もその実は、さもすれば、
最も近い空港への着陸指示を無視した、もしかしたら大きな事故につながる
犯罪者にもされるような誰も知りえないもう一つのストーリーが存在したからだ。
イーストウッド監督は、自らの独特の視点で、この事実に切り込んだ。
あの役者としてのダーティー・ハリーは、監督としても
世間が見逃しがちな側面を風化させないで真摯に捉えている。
ただの緊迫した不時着までのストーリーではなく、
最新の科学の力でシミュレーションし、その判断を鵜呑みにする
国家運輸安全委員会に対し(そこには細工された「嘘」も存在したが)、
つまり、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」的な観点で、
鋭く自身の決断を信じ、戦っている姿を浮き彫りにしている。
実際、この事件の際に日本人の乗客が二人居たそうで、
ほぼ事件当時の機内の様子や脱出の様子は事実通りだったという。
やはりサリーはヒーローだったのだ。
それにしても、そのサリーを演じたトムの演技は相変わらず不動だ。
何をやらせても、まるで取りこぼさないその演技の裏側を、
イーストウッド監督がが炙り出してほしいものだ。
“トム・ハンクスの軌跡”として(笑)
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>事故後、機長があのような事態になっていたとは全く知りませんでした
僕もそうでしたが、改めてその事実に感心した次第です。
>96分と短い時間でしたが、内容濃い作りで
さすがイーストウッド監督~♪と思いました^^
彼は物の長尺のどうあるかを役者時代に体現しているのでしょう。
>トム・ハンクスの安定度に、アーロン・エッカートの抑えた演技がまた良かったです^^
はい、そこが大事なサポート役の技術でしたね!
事故後、機長があのような事態になっていたとは全く知りませんでした。
96分と短い時間でしたが、内容濃い作りで
さすがイーストウッド監督~♪と思いました^^
トム・ハンクスの安定度に、アーロン・エッカートの抑えた演技がまた良かったです^^
>助かった後にこんな事があったんですね
実際にはニュースとしても知らなかった事実でした。
>お互いに信頼し、誇りに思っていると言う機長と副操縦士の関係性も良かったですね
だからこその現場第一でしたね!
お互いに信頼し、誇りに思っていると言う機長と副操縦士の関係性も良かったですね。
>切り口がまず素晴らしかったですね。
仰る通りで^^
>心理的にぐっと切り込んだ作品、そこにトム・ハンクス起用が見事でした。
本当に見事でした!
>短いけれど秀作でした。
こちらからもTBお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いしますm(__)m
短いけれど秀作でした。
こちらからもTBお願いします。