1963

主に昭和の頃の思い出と旅行の備忘録
ときどき愚痴

2025初詣〜江ノ島〜

2025-01-09 05:58:00 | 日記
1月8日は江ノ島に初詣

お正月気分も抜けた平日だから
空いているかと思いきや案外人がいる
今日は「神吉日」 神仏へのお詣りの最適日


青銅の鳥居をくぐり仲見世の坂を上る
相変わらずタコせんべいが人気
今風のお土産物屋さんが並ぶ
昔よくあった貝殻細工やイカ徳利は見かけない



ほぼ毎年、初詣・節分・夏越の祓のどれかに来ているので
いつものとおりエスカー(昇り専用の長いエスカレーター)を使い
辺津宮 →   中津宮  →奥津宮の順にお詣り
江ノ島は三姉妹の女神と弁財天を祀っている


エスカーで最初に降りると龍がお出迎え
賽銭箱が遠いので手前の水の中に小銭がチラホラ



最初の辺津宮
人形に名前と年齢を書きお金を添えて奉納



今年の干支 愛らしいヘビ
インバウンドの方々は何故か皆さんここで自撮り

2番目の中津宮を参拝した後
すぐ裏の水琴窟へ




柄杓で水をすくい、足元の砂利の中の目印に垂らすとかすかに不思議な音がする



最後のエスカーを降りて展望台から相模湾を眺める
強風だけど天気が良いので遠くに大島が見えた
(写真ではわかりにくい)

3番目の奥津宮をお詣りしたらちょうどお昼時
いつもは魚見亭でさざえ丼を食べるのだけど
今日は前から気になっていた定食屋さんへ


㠀舎(とうしゃ)
おしゃれな古民家
インテリアもシンプルアンティークで好み
何より席間が広くてありがたい


魚が食べたいけど
山椒と生海苔の鳥の唐揚げも気になるので
お味噌汁を別料金で寒鰤の粕汁にしてもらった
唐揚げは噛むと海苔の香りが広がって美味しい

粕汁は少し甘いかなと思ったけど
しっかり煮込んであり野菜は柔らかく
鰤は食べるとほろほろしてこれもまた美味しい

黒豆ご飯と小鉢もお正月らしい内容
右上の小皿は百合根だった
うちのおせちには無かったのでうれしい


コーヒーが来るまでに今年のおみくじを確認
去年に続き今年も「大吉」
縁起物は「かえる」、、旅行先から無事に帰る
これは大事ね


山ふたつ 


ヨットハーバー


追い風の強風に煽られながら目指すは
行きに目星をつけていたソフトクリーム

お店はお団子屋さん
ソフトクリームにもみたらし団子が一つ
ジェラートに近いさっぱり系
お煎りがカラフルで可愛い
コーンの中、下の方にもう一つお団子が入ってた!
ソフトクリームも大吉だった💖

最も癒された場所〜草津 クアビオ〜

2025-01-07 23:11:00 | 旅行
*2022年8月の旅行記

母の介護が突然始まった2022年頃からWordに経過を記録していた

最近、そのWordを読み返してみたら
ひどく苦労してもがき苦しんでいる自分がいた
初期の頃はかなり大変だった

そして思い出した
あの時、母を施設に宿泊体験で預かって頂き
息抜きに草津に出かけたのだった

ネットで見つけた「ホテルクアビオ」
北欧風のこじんまりした静かなホテル
とにかく静かな場所で一人になりたかった


特急草津
長野原草津口駅 ここからはバスに乗り換え



ホテルの室内
好きなアロマをデュフューザーにセットしてくれる



優しい明かりの小窓


ウェルカムティーはハーブティーとマクロビクッキー 



室内履きは可愛い布袋に入れて持ち帰れる



部屋からの眺め
ひたすら緑と鳥の声だけ



部屋のティーセット
ジンジャーティー、黒糖、藻塩
あとミネラルウォーターも用意されていた
デトックスね



ラウンジ
暖炉が素敵、冬にも来てみたい




まずは温泉とサウナへ
草津の湯は温度が高いので長くは入れない
温度低めの寝湯でのんびり
写真は撮れないけど
かなり開放的で露天風呂と変わらない



部屋に戻ると霧が出ていた


夕食はマクロビコース
こちらのホテルは断食に来る方も多いので
レストランは私の他、お一人だけ
そもそも部屋数が10室程度
ヨガやパーソナルトレーニング、エステもあるので
お一人様の女性も多い


ノンアルコールだけど美味しい



前菜 有機にんじんのムースと彩り野菜



スープ 六合村の朝採り枝豆のポタージュ



メインディッシュ 草津スイートとうもろこしのクロケット、リンキーカボチャとズッキーニのグラチネ



いろいろ豆の玄米リゾット



デザート ココナッツミルクプディング



夜のラウンジ

夜はマッサージを予約していたので
エステルームへ

しっかりもみほぐしてもらい
夜はぐっすり
いつもの疲れ果てて死んだような眠りとは違う
天国のような安らかで深い眠り



朝食はにんじんジュース、梅干し、三年番茶のみ
体に染み渡る

ランチは早めに提供される

地元野菜のサラダ


ホームメイドのパン


野菜スープ


バスの乗車まで少し時間があるので
徒歩で行ける湯畑だけ見に行く








帰りの特急草津
車中でホテルからお土産に持たせて貰った
玄米のおにぎりを食べた
ゆっくりゆっくり噛み締める
お米って甘くて美味しいな

この旅行は本当に癒されリフレッシュできた

ホテルのスタッフは穏やかで
温泉もお料理もベッドもスリッパでさえ優しく受け入れてくれた

今日いち-2025年1月7日

2025-01-07 12:53:21 | 日記
エンディングノート

何年も前から万一に備えて用意
毎年誕生日頃に見直してた

今年は専用ノートを買ったので
さらに分かりやすく整理・更新する予定

家族が困らないように
自分も後悔しないように




今日いち-2025年1月6日

2025-01-06 06:57:37 | 日記
MUJIのミニハンドタオル

コロナ禍から手洗い後のタオルを
一回ごとに取り替えるようになった

タオル作成時の切れ端で作るシリーズ
ハーフサイズはちょうどいい大きさ
色や柄も可愛いくてお気に入り

2025最初に観た映画〜焼肉ドラゴン〜

2025-01-04 20:57:00 | 映画
元旦にAmazonプライムで視聴

高度成長期、万博が開催された1970年
伊丹空港近くの集落で焼肉屋を営む在日コリアン家族のドタバタコメディ

正直、バラック小屋の風景も
すぐに罵り合うシーンも決して美しいとは言えず
最初、元旦に観る映画じゃないかもと少し後悔した
でも次第に引き込まれた

元は戯曲だという
舞台は韓国でも3度上演され高評価だったらしい

〈登場人物〉
▪️アボジ(韓国語で父)
焼肉ドラゴンの店主
名前の一文字の龍を店名にした
長女と次女を連れて再婚
戦争で左腕をなくしている

▪️オモニ(韓国語で母)
四・三事件でチェジュ島から逃げて来た
来日して三女を連れて再婚

▪️長女
子どもの頃のケガが原因で片足が不自由
後に次女の夫と結婚する

▪️次女
長女の幼馴染と結婚するが
夫はもともと長女が好きな事を知っている
離婚前に露骨に別の男性と付き合い再婚する

▪️三女
クラブ歌手
既婚の支配人と付き合っており
その妻とは店内で取っ組み合いの喧嘩をする
妊娠し支配人と略奪結婚

▪️長男
現在の夫婦両方の血を引く唯一の子
父親の希望で私立中学に進むも
酷いイジメにあい不登校になる
留年になり絶望して自殺してしまう

三姉妹はいずれも美人だけど
揃いも揃って気性が激しい
だけどたくましい

対して長男は若干弱い
でもあれだけ酷い事を毎日されてたら
絶望するのもわかる
もし公立中学か韓国学校に行かせていたら
違っていたかも知れない
アボジは日本で生きていく為に
教育が必要と思ったのだろうけど
いきなり背伸びし過ぎた

彼らのバラックは国有地にある
滑走路増設の為、立ち退くよう再三命じられるが
勝手に住み着いたわけじゃないらしい
アボジ曰く「醤油屋のさとうさんから買うた!」
戦後のドサクサで詐欺にあったのだとしたら
気の毒だ

さんざん抵抗をするが
結局は立ち退きを受け入れてそれぞれ旅立つ

長女夫婦は帰還事業で北朝鮮へ
次女夫婦は韓国へ移住
三女夫婦だけが日本に残りスナックを始める
アボジとオモニはリヤカーを引いてどこかに向かう

桜が散る中、明るくそれぞれの道に向う
でも彼らは本当は知っている
次に行く場所も苦難が待っている事を

観ている私たちも知っている
この家族はもう全員が集まる事は出来ない
特に北に行った長女夫婦とは
手紙のやり取りさえ難しいだろう

三女が妊娠して略奪した夫を実家に連れてきた時の父親の昔語り
戦争経験、前妻を亡くした事、全財産が一瞬で無くなった事
「働いて働いて」のセリフが何度も出てくるのには泣ける
それでも「これがワシの人生」と静かに受け入れていた

アボジとオモニを演じたのは
どちらも韓国の実力派俳優
特にオモニは映画「パラサイト」に出ていたので知っている人が多いかも知れない

ちなみに国有地を売った(騙した)
醤油屋のさとうさんの話は
監督自身の姫路城近くにあった実家の実話との事

1970年の万博の頃は
日本人だってまだ貧しい人が多かった

でも今と違うのは明日、来年、いつか
未来への希望が持てる明るさがあった

焼肉ドラゴンの家族も
それぞれの場所で明るく生きていたらいいな