1963

主に昭和の頃の思い出と旅行の備忘録
ときどき愚痴

〜駄菓子屋のおばあちゃん〜

2024-12-11 14:06:00 | 日記
子どもの頃、近所にあった駄菓子屋さん
その店主がとても上品なおばあちゃんだった

平置きのガラスケースに入った様々なお菓子を量り売りしてくれる

お菓子を選んでグラム数を伝えると
薄い紙袋に入れて秤にのせる
そしていつも少しおまけしてくれる☺️

くるくる回して紙袋の両端を留める
その所作も品があった

常にお着物と割烹着を着た穏やかな方で
時間があればお店の前を掃除していた🧹

なぜ思い出したかというと
最近続けて所作の美しくない女性を見たから

先日は電車の中で充電式のヘアアイロンを使っている若い女性がいた
もし、電車が緊急停止したら
隣の人に迷惑がかからないのだろうか

今日は信号待ちをしていたら
横断歩道の向こう側の女性がいきなり大きな菓子パンを食べ始めた
そして信号待ちのわずかな時間にすっかり食べ終えていた

血糖値が下がると危険な病気なのかも知れない
今食べないと時間が取れないのかも知れない
だから何とも言えないけど、、
どこかもう少し落ち着いて食べられる場所があるといいのにね

さらにその後、ガニ股でスーツケースをガラガラ引いている女性に荷物をぶつけられたけど
お詫びは一切なかった
どころか
ぶつけた事すら気がついていない

女らしくとか、今時全く思わないけど
老若男女に関わらずマナーが悪い人が増えた
皆んなまるで自宅にいるように振る舞う

小学生の頃
道徳の時間に「人のふり見て我がふり直せ」と教わった
それだけでなく目標にできる素敵な人も必要

私も姿勢があまり良くないのは自覚している
せめて姿勢を良くして、見苦しくないように
あの駄菓子屋のおばあちゃんに近づければと思う


最高のクリスマスプレゼント

2024-12-06 10:57:00 | 日記
子どもの頃、クリスマスプレゼントを貰ったことがなかった

格別貧しい生活ではなかったと思う
レッスンは大嫌いだったけど
家にピアノがあったし
クリスマスツリーは毎年飾り
ケーキやチキン、カナッペ、シャンメリーは用意されていた

でも何故か
クリスマスプレゼントはなし
家に煙突がないからだと当時は本気で思っていた

「私のところにはサンタクロースが来た事ない」

そんな話を誰かにしたのを当時小学生だった娘は聞いていたのだろう

ある年の12月25日
目が覚めると枕元に小さな包み🎁があった
開けてみたらキャラクターの絵のついた
消しゴムとチャームが入っていた😭

起きてきた娘が
「ママにもサンタさん来て良かったね!」
とニコニコしていた

そうか、サンタクロースはいないってもう知っていたんだね(だいぶ後に娘からサンタクロースを信じてるのはせいぜい年少さんまでだよ、と笑われた)

自分のお小遣いから買ってくれたのだろう
小学校低学年のお小遣いなんて大して渡していないのに😭
自分の物が買いたいだろうに😭

それからも毎年、クリスマスも誕生日も母の日も娘からプレゼントを貰う

社会人になってからは値段の高い物になった

あの朝の枕元の小さな包みに適う物はないのだから
親に気を使うより
自分に使え、貯金しろと言っているのに😭

今年も娘から少し早めのクリスマスプレゼントが届いて
久しぶりにあの朝の小さい包み🎁を思い出した