紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

アプローチを考える。

2015年10月21日 | 家づくり用語

「アプローチ」って言葉。

家づくり業界では、道から玄関&玄関ポーチに行く「通路」の事を言います。

石だったりタイルだったり、はたまた枕木とかだったり、色々ですね。そして石やタイルでも種類や張り方などあるから、ホント様々です。

最近、弊社の設計F君より色々と相談を受けておりましたので、ちょっとご紹介です。

私個人的には、やっぱり「石」のアプローチが好きです。やっぱり質感もあるし、耐久性もあるし(選んじゃいけない石もありますが)、経年していく風情もありますしね。

 

まずこれ。よくさせてもらうやり方です。御影の切り石を並べていくやり方。素朴で何気ないシンプルさが好きです。

同じ切り石でも

並べ方を変えたり、組み合わせを変えると、また違う感じになります。(まだまだやり方はありますよ〜)

石のアプローチと言えばコチラ。

橋本のお家の外構です。面白いでしょ。これは弊社の仕事ではなくplantaさんという(何度かご紹介しましたが)奈良の造園屋さんの仕事。こういう事は、今の弊社ではなかなか出来ませんね。勉強勉強です。

ちょっとアプローチとは違うけど、

前面に石を張った場合もあります。これも重厚感が出ていい感じですね。

総じて言えることですが、石は質感も風情も素晴らしい。だけどタイルに較べて高い。。というのが常識です。だけど、外構に使う場合は、タイルは必ずその下にコンクリートを工事しなければいけないけれど、石はそれが不要だから、案外良い勝負になる。やり方によっては石の方が安い。って逆転現象がおこるわけですね。

(ただし、コンクリートを打たないから石は動きます。だから、上写真のような駐車場などは、さすがに下地にコンクリートは必要です)

まっ、他にも左官で仕上げるパターンもあるし、土を固めちゃうやり方もあるし、この辺はアイデア勝負なんですが、それには経験とか知識とかに裏打ちされた「自分の抽斗(ひきだし」が必要なんですね。

とにかく勉強勉強です!

ではまた次回〜

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

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