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東京芸大系の建築家の方や住宅建築界の神=吉村順三先生が好きな方がよくする仕上げ。
「ベニヤオイルステイン仕上げ」
「ベニヤ」というモノへの賛否両論は、この場では置いておいて、、
「ベニヤ」という安価な材料を使って、「さらっ」と仕上げる。主張しすぎず、そんでもって品もあるこの仕上げ。僕は好きです。
(ベニヤを構造材(構造用でも)に使うのは、僕は絶対嫌です。ただ仕上げ材であれば、この「さらっと」した感じ、なかなかだと思っています。だけど、「ベニヤは使いたくない」という考えも、もちろんある訳で、そんなお客様には、はなからオススメしておりません。)
まあ、一般的には「えっ?これで仕上がり?」というほど、「素っ気無い」かもしれませんし、理解してくれる方の方が少ないですが(笑)、
「こういう雰囲気が大好き。」という方も多いのですよ。(建築家の永田さんとか堀部さんとかの家の雰囲気が好み。と建築雑誌を見せてくれるお客様には断然多いです。)
まあ、結局、仕上げ材の一つの選択肢です。
このお家のリビングダイニングの天井はこの仕上げ。
もちっと詳しく言うなら、「底目張り」って事もプラスしてやってます。
まだ壁が仕上がっていませんが、これで壁が仕上がると随分男前はあがります。
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この仕上げ。
比較的安価な材料であるベニヤを張って、オイルを塗って、はい終わり。
という言葉にすれば至極簡単ですが、
まず、ベニヤを使用するよりも随分多くとって、ある程度色や木目を揃えまして。
安価な材料だからこそ、よっぽどピシッと丁寧に張らないと(段差がちょこちょこできたりすると。普通に張るとガタガタにしちゃう人もいるのです)、それこそ「安っぽくなって」見れなくなりますから、張り方も注意して。。
オイルを塗った時の「ムラ」も結構でますので、それを極力出ない様に気をつけて。。。(ペーパーの当て方なども注意です)
木目がでてきて、その出方によって、全体的にうける色の印象も違いますから、その辺も注意して塗って。。。。
などなど、かなり気を配らないといけない、実はやっかいな仕上げ。
雑誌で見て。とか、お客様の要望で。など、
「ほいほい。こんなの簡単だよ~」なんて気でやると、仕上がり間近で、かなり痛い目をくらいます(笑)
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何の世界でも同じなんでしょうが、
技術を凝らしたバリバリのモノよりも(イヤイヤ、もちろんとっても難しいんですが)
「すっきりした」だとか「さらっとした」、「素っ気無い」など、一見すると簡単そうな、技術を凝らさない、なんてモノを、
「当たり前に見られる様に」仕上げるのが、実は一番難しかったりするんだと思います。
(今日の内容とはちょっとずれるんですがね。まっ、強引に(笑))
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こういう材料こそ凄く気を使うんですよね、目地の幅にしても切り方にしても、半端な事は出来ませんからね(泣)
私ももう一枚足らないなんて言われて建材屋のベニヤを全部ひっくり返した経験がありますよ
でも私は構造材にも使いますけど・・・(汗)
使い方には気をつけますけどね・・・
それはそれとして、素材を主役に見せるものは何であれ、思っている以上に大変ですよね。日本人はお刺身やざるそば・うどんが好きですけど、やっぱり素材を生かしたものだから。刺身やそば・うどんにいかに木を使うかを考えると、ベニヤオイルステイン仕上げの大変さも少しわかる気がします。
全部ひっくり返したんですか(笑)
そりゃ、大変でしたね~。。
そうなんですか。
これはあくまでも僕の考え方ですから、、イイ使い方があるんですね。
参考までに、お教え頂きたいです。
また、いつかブログの記事にして下さいよ~(笑)
これはこれは、木の神様がご覧頂いてるのに、ベニヤの話、申し訳ありません。
確かに、刺身やうどん。と言われると、よく分かりますね。
何にせよ、素材を生かす。そのままってのは、難しいものですね~。
無垢材を使った家でも、桧もあれば杉もあります。他の材もありますよね。
それぞれの持ち味があって、それぞれの特徴が有るのですから、長所を生かせられれば良いのでは。
いつもコメントありがとうございます。