紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

養生って?

2006年08月22日 | 家づくり用語

家づくり現場では良く「養生」という言葉がでてきます。

養生というのは、簡単に言うと、「出来上がった部分を汚さない・傷つけない様にする」って事。例えば、張りあがった床板の上に、ダンボールを敷いて表面に傷のつくのを防止する、ペンキを塗るのに、塗ってはいけない木等にテープを張って、汚れるのを防止するなどです。

で、今回は基礎のコンクリートの養生

これは前記とは少し意味合いが違い、汚れ等を防ぐのではなく、良い基礎をつくるために必要な事

コンクリートそのものは、ドロドロの物です。それを型枠という型の中に流し込み、しばらく放置して固めていきます。

固まった後にその型を取り除いて完成になるのですが、どの位型をつけたまま放置しておくのか?どのような状況で放置しておくのか?がコンクリートの養生って事になります。そしてこれはコンクリートの強度にも関係してきますので、とても大事な事です。

どの位放置しておくか?に関しては、その工事の工期や職人さんの段取りの都合もあり、建築会社によって、工事現場によって色々ですが、やっぱりコンクリートを流し込んでから型を外すまで最低5・6日はおかないと、と思います。(夏や冬季節によって、状況によってもっとおかないといけない場合もあります。)たまに、他所の工事現場で2・3日で型を外している所見かけますが、ちょっと怖いです。。

また、外気温が以上に暑い・寒い場合も注意が必要です。

今は真夏ですので、コンクリートの表面温度高くなりすぎてしまい好ましくありません。だから、昨日コンクリートを打った大阪の現場では、

基礎コンクリートに「水やり」をしています。

Img_1189 Img_1184

基礎の型枠(中にはコンクリートが先日流し込み済みです)の上にマットを敷き、その上から水をたっぷり撒き、できるだけ表面温度を下げる様にしています。

一般基準ではここまでやらなくてもイイんでしょうが、お家の一生にかかわる基礎の事ですので、やっぱり心配になるんですよね。明日も「水やり」行ってきま~す。

(そうそう、コンクリート打ちながら「水やり」するのは絶対ダメですよ。それは非常に危険な手抜きになりますのでお気をつけ下さい。ある程度固まって水がコンクリートに混ざらなくなってからです。)

↓↓クリックお願いします。いつもありがとうございます。↓↓

人気blogランキングへ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お盆休みも終了 | トップ | 銀行の顧客満足度? »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして、こんにちは。ランキングから来ました。 (TAKA)
2006-08-23 14:09:19
はじめまして、こんにちは。ランキングから来ました。
丁寧に書いてあって解りやすいです。参考になりました。
また遊びに来ますのでよろしくお願いします。
返信する
TAKAさん、はじめまして。 (hiro)
2006-08-23 15:15:26
TAKAさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
また、TAKAさんのサイトにも遊びに行かせてもらいます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

家づくり用語」カテゴリの最新記事