何度がご紹介しております「わざわ座」の取り組み
詳しくはわざわ座のHPをご覧いただくとして、「手仕事の復権」「誠実な材料」がキーワードの弊社の考えかたともぴったりと符号する取り組みです。
まずはそのスタートとして、上の写真にもあるけど、事務局からの課題の意味もある「スタッキングスツールとサイドテーブル」が出来ました。
座面は、以前お得意様家の建替え工事の際にストックしていた古い地松の梁を利用しています。小泉誠さんのデザインが美しいですから、材料はゴツいし仕事も大味だけど、垢抜けたスツールですね。
そしてサイドテーブル
これは無垢の杉板を3層にしたJパネルという材料を使っています。
こんな感じで置くと雰囲気が伝わるでしょうか。
そして、作業場ではご注文を頂戴したソファの製作が始まっております。
もちろん大工さんは現場での大工作業もあるから、この家具ばかり造ってるわけではなく、現場の合間や少し時間をとって集中的に製作していくつもりです。
現場で出た端材や古材、そして長年の使用にも耐え、愛着も出てくる誠実な材料を使い、大工さんが製作するこの家具。もちろん家具屋さんの細やかな上等な仕事には敵わないし、家具屋さんの仕事は素晴らしいし(だって弊社には素晴らしい造付け家具屋さんも居りますから)大好きです。
だけど誠実な材料と誠実な手仕事で、あまり高価になりすぎず造っていくこのわざわ座の取り組みも素晴らしいいと思いますです。
ご興味のある方は是非!(ただしネットで売るような家具ではございません。あくまでも住まい手とつくり手との顔が見える関係で成立する取り組みです)
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あと、おまけ。
こちらは、私の次女の小学校で使うお道具箱的なもの。
学校からは大きさだけ指定されています。普通は布やプラスチックの箱だと思いますが、そこはやはりうちは「つくり手」でありますからね。
うちの棟梁山本さんの吉野杉の手づくり箱です。
どうです。おそらくクラスでたくさんならんだお道具箱の中では、他を圧倒する出来栄えだと思いますね(笑)
そういえば、私も小学校時代、夏の工作は抜群の出来でありましたね。だって私が作っていても直されまして、最終的には大工さん製作になりますからね。。
役得ならぬ、家業得というやつでしょうか。
しかし、このお道具箱。もちろんタダじゃありません。弊社は公私の区別ははっきりとつけますからね。。となると、まあまあええ値段になってくるんですね〜
それから、小学校まで持ってかなきゃ(始業式終業式など)なので、実は子供には評判があまり良くないという話も(長女で実証済)。
ただし、この質感と仕事、私は大のお気に入りですので、子供が要らないと言ってくれるのを、虎視眈々と狙っておるわけですね〜。
ではまた次回。
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