相変わらず、
毎週のように図書館へ通っています。
新刊本は、入荷してもすぐ貸し出されてしまうので
興味を持った作家の既刊のものを探すのですが、
この本は、文庫での発売されたものを、
比較的すぐに借りることができました。
でも、白石一文さんの本は、
以前何かを読んだ記憶はあるのですが、
さほど印象に残ってはいません。
特に注目していたことでもなく、
新入荷コーナーでキレイだったので手に取り、
裏表紙の概要を見て、借りたものです。
ところが、この社会の中で、
人間関係が"つながっていること"、
そしてそれは、"何かの縁"によるのではないか、
という、ある意味、壮大なストーリーだったのです。
主人公を中心として、
いや、その主人公でさえも、
その"何かの縁"の一人として、
ある"めぐりあわせ"の一部である、
そんな不思議なお話です。
もちろん、その中に"神秘"的な事象もあります。
思いのまま、に行動したことが、
実は運命だったのかもしれない。
そんなことを感じさせられました。
なかなか良い本に巡り合えました。
ん?図書館でこの本を手に取ったのも
運命なのかしらん?
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神秘(上) (講談社文庫) |
白石 一文 | |
講談社 |
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神秘(下) (講談社文庫) |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
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