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コツコツと60代を突き進んでおります

神秘 / 白石一文

2016-06-20 21:03:00 | 読書もしてマス

相変わらず、
毎週のように図書館へ通っています。

新刊本は、入荷してもすぐ貸し出されてしまうので
興味を持った作家の既刊のものを探すのですが、
この本は、文庫での発売されたものを、
比較的すぐに借りることができました。

でも、白石一文さんの本は、
以前何かを読んだ記憶はあるのですが、
さほど印象に残ってはいません。
特に注目していたことでもなく、
新入荷コーナーでキレイだったので手に取り、
裏表紙の概要を見て、借りたものです。

ところが、この社会の中で、
人間関係が"つながっていること"、
そしてそれは、"何かの縁"によるのではないか、
という、ある意味、壮大なストーリーだったのです。


主人公を中心として、
いや、その主人公でさえも、
その"何かの縁"の一人として、
ある"めぐりあわせ"の一部である、
そんな不思議なお話です。

もちろん、その中に"神秘"的な事象もあります。
思いのまま、に行動したことが、
実は運命だったのかもしれない。

そんなことを感じさせられました。

なかなか良い本に巡り合えました。
ん?図書館でこの本を手に取ったのも
運命なのかしらん?

神秘(上) (講談社文庫)
白石 一文
講談社
神秘(下) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社

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