ジャンルの独占 in TBS 2005年02月23日 | ログ 世界遺産:NHKも3月末から放送 TBSが抗議文 >「TBSが努力し、コンテンツ価値を高めた『世界遺産』の分野に参入するのは、NHKの肥大化を示すもので、民間放送との健全なバランスの上に立つ日本の放送制度を損ねることにつながりかねない」 >NHKからは「TBSとはバッティングしない内容にする」という釈明があったという。 内容をパクるとかではないのに 扱う情報のジャンルを独占しようとする意図はどうかと。 世界遺産なんてジャンルは一番NHK向きだと思いますけどね。
没ネタ。 2005年02月23日 | ログ 人に「二次元しか愛せないヤツめっ!!」 と言われたオタクが「三次元だって大好きだよっ!!」 と言いながらフィギュアを愛でるというネタを思いついたのですが どうしようもなく使う場面がありません。 私は両方好きです。四次元も愛して三冠王を目指します。 平行空間萌え~(どういうオチだ)
2 / Knowleage Forest 2005年02月23日 | ログ 2005年 2月17日 午前10時00分 開店と共に僕は自動扉を抜け、知識の森へと踏み込んだ。 埋まるような、書架の数々。 整頓され、陳列される有象無象の本、本、本。 旅の始まりはここから始めることにした。 電車二つ乗り換えて辿り着いた都内の大型書店。 ここに来るのはこれで三度目だ。 一回目は小学生の時。 父親に博物館に連れてきてもらった後、恐竜の本をねだり、買ってもらった時だ。 自分を呑みこむような広い店内は、自分の中にある鮮明な記憶のうちの一つ。 不安さに泣いた迷子の記憶はそう、忘れるものじゃない。 そう、あの時も僕は一人きりだった。 父親がトイレに行くと僕を置き、帰ってくるまでの30分。 楽しいことばかりが書かれていた本の山が突然自分を狙い、息を潜めた獣のように思えて。 ただ時計を見ていた。秒針を短針を、長針を。時間を刻む短く正確な音を。 五分が過ぎ、十分が過ぎ、そうして僕は泣き出した。 怖かったから。一人きりが。知らない人ばかりが。みんな、無慈悲な機械に見えたんだ。 あの日の場所は哲学と自然科学のコーナーに変わっていた。 置き時計も勿論、10年前のものではないが、同じ、柱の中央に掛けられていた。 目を閉じて音を聞く。 どこかで聞いたことのあるクラシックなBGM。友人同士の馬鹿な会話。 近くを歩く人の足音。呼吸。 そして、秒針。 五分経ち、十分経つ。 あの日僕が出逢った怯えは、言いようの無い恐怖はもうない。 あの日、泣き止まない僕を抱きしめてくれた父が、ここにいないように。 口笛を吹く。 僕は音才というものが致命的にない人間で小学校の時はリコーダーも、ピアニカも吹けなかった。 口笛も音が出せる程度。とてもメロディは奏でられない。 中学生の頃から吹けるようになりたいと、暇さえあれば練習していた。 出来るようになったのは、結局高校を卒業した後。 本当の、一人の時間が増えた頃だった。 ヒューヒューと、時おり音になれない風。 楽曲に何とか乗るようにと口をならす。 葬送曲。それは僕に対してではなく。 僕の良き友人であった、彼らに送る、音の外れた終末の風。
第三十七番地屋上同盟。 2005年02月23日 | ログ 屋上という空間には不思議な人の和が生まれる。 彼らは別のグループとはお互いに不干渉であり、言葉も交わさない。 しかし、そこには確実に。 なんと言うべきか。その奇妙な空間を共有しているという連帯感があるのだ。 煙草を吹かす生意気そうな少年。 毎日同じ本を読み続ける女子高生。 一人、缶コーヒーを片手に下界の風景を楽しむサラリーマン。 彼らは誰一人として語らず、しかし友人であり仲間であり同盟者であった。 第三十七番地屋上同盟。 彼らの不干渉で無関係な物語は空に花を植えようとする老人の登場から始まる。