ひな菊の丘から

秋の旅行はいつも福岡フェス経由で

フェス会場Dixieから徒歩圏内の、大橋駅前のホテルに今年も宿を取った。昨年は近所のウエストでモーニングうどん(確かその前年は24時間営業のはずが、開店時間が遅くて食べられなかった)をやったが、今年は既に食べ終わってるので急ぎ博多駅へ。西鉄バスで大橋駅前から博多駅までは20分ほどかかった。ほぼ全ての停留所で乗り込む人がいたが、降りる人は博多の二つぐらい手前まで、誰一人いなかった。


博多~新山口、この区間の切符は事前に手配してなかったので、のぞみの自由席を当日購入。あっという間に到着。


ここからはレンタカーの旅。早朝に出てきたため、お腹が空いていたが、9号線をひた走るので、チェーン店のご飯屋はすぐ見つかった。そのまま、この日の一つ目の目的地、長門峡へ向かう。
この道の駅に車を停めて、


遊歩道へ向かう



紅葉の季節は本当にきれいなのだろうなあ。これは橋げた



これはもみじの木



一応、はめておこう。



渓谷なのだな。



短めの散歩コース、1.5キロ位を歩くことにしよう。




右側は川、左は山、だけど落石注意!となってる。



早瀬




水の色が深い緑なので、お尻がこそばくなってきた。


帰り道、山側が結構すごいことに改めてびっくり。さらに、『ハチ注意』という吊り札もあったので、もうさっさと帰ってしまおう、と思ったのだった。時間があって元気だったら5キロ先の最後の地点まで行ってみたい気もちょっとした。


はい、また来ましょう。


この道の駅に限らず、今回の旅で初めての道の駅にいっぱい寄ったけど、買いたい、と思うものは日程の関係で買えず、逆にこれはなあ、なものはどこにいってもあるのな、と変に納得したのだった。
走り出してすぐ、JRの駅の表示があり、ちょっと寄り道してみた。



無人駅。列車が来ない時間帯がかなりある。



こそーっと構内に入ってみた。


な~んにもない。


え?この仮名遣い合ってるん?



ポストから集めに来た郵便車のお兄さん以外、人はひとりもいなかった。

次の目標は津和野。両親の郷が島根だが、私は津和野へは行ったことがない。相方も同じらしく、街並みも、安野光雅美術館も楽しみにしていた。



展望台から臨む各方面   





この赤い車両が気になっていた。


山の頂上付近にあるのが津和野城址


町まで降りてきた。JR津和野駅はとても新しくてきれい。


D-51 つわ乃号らしい


まずは一番行きたかった安野光雅美術館



あいうえおの本の特別展があるらしい



もちろん、作品の撮影はNGなのだが、再現された小学校の教室とか、安野さんのアトリエとか。




すごくあっさりしたアトリエ








できてから20年は経つと思うが、とても清潔感があって明るい建物だった。


これや!上から見て気になった車両、でも結局つきつめて確認まではせずに終わってしまった。何やったんかな。


京都・久美浜の安野光雅館にもかなりたくさんの作品が展示されていたが、こちらの展示はさすがにみごとだった。そして、特別展の『あいうえおの本』、一枚一枚に遊び心満載で、孫ができたら必ず買ってあげよう、と思ったのだが、さていつになるのか。
旅の絵本など、彼の作品には本当に遊びがたくさんあって、大人もたっぷり楽しめるのだ。


食事場所を求めて町を散策




三連休というのに、人出は少なく、少し雨模様だったこともあってか、寂しい感じだったが、食後外に出たら、なんとなく観光地っぽくなっていた。


郵便局、なんかおしゃれ


この看板見て、突然思い出した。20年ほど前まで勤めていた会社の社長は、毎年津和野を訪れていて、ここのお菓子『やまかげ』をお土産に買ってきてくれた。津和野には源氏巻という有名な和菓子があり、実際、町中にかなりの数、それを作っている店があるのだが、彼はどの源氏巻より『やまかげ』の方が美味しい、と主張していた。(ほんとに美味しいお菓子だった。三笠みたいな形で白あんがはさんであった。)


雨が降ってきた。天気予報のとおり、だったが、たまたま傘を忘れた私は、途中で買うべきか悩んだ挙句買わなかったのだが、この後も何とか傘なしでやりすごすことができた。


造り酒屋がいくつもあった。



津和野カトリック教会



食事したお店(沙羅の木)の座敷は登録記念物


カトリック教会の前にいる太った鯉


雨水がしたたり落ちる、これ。最近娘がゲームで昭和な景色の中に見つけて、気に入っているアイテム。


この景色も古い街道筋で見かける。


ランチをいただいたところはりっぱなお店で、その一角にこの料理屋さんとか蕎麦屋、うどん屋、喫茶店などが並び、土産物も揃っていた。

鷺舞の意匠のついたこれは何の建物だったか、この前で記念撮影してる人がいた。



先ほどとは別の造り酒屋


杉玉


また別の店


こんなに色々あるのに、お土産買わなかった。
次は日本遺産センター


しまねっこに惹かれて入ったけど、ガイドさんが熱心すぎてちょっと引いてしまった。早々に退散。それにしても、しまねっこ、かわいいな。


次は森鴎外記念館、なぜか駐車場には山口県の観光案内。確かにすぐそこは山口だけど。二時間ドラマで「萩・津和野連続殺人事件」とか並べて表記されるので、近いと思われているのかな。実際はだいぶ離れているんだけどなあ。
でも、ちょるるくんにも会えたのでよしとしよう。


実際には鷗外は、年少の頃までしか津和野にはいなかったらしいのだが、やはり郷土の誇り、なのだろうな。
建物外観

大好きな茉莉さんの記念展、私はこっちのほうに反応した。



展示物は撮影不可だったが、自筆の原稿など、興味深いものがたくさんあった。


すぐ隣が旧宅


国指定史跡だそうだ








さて、太鼓谷稲荷まではいけなかったけど、とりあえず津和野は散策できたので、この日の宿に向かうために9号線を戻る。往路でも気づいたけど、途中の徳佐の名物はりんご



重いけど一袋お土産に買った。
山口県立大学、新しい大学なのかな。校舎の新築工事が続いてた。


そして去年と同じ、湯田温泉の宿へ向かう。宿のすぐ隣の公園では日本酒祭りが今年も行われていたが、後数十分しかなかったので、悔しいから外に出なかった。去年は食事場所に苦労したので、今回は電話予約して夕食に向かった。
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