何度も入院しては、その都度不死鳥のように蘇って来はったので、今度の入院もきっとそうだと思っていました。病気が快癒することはむずかしいけど、現状維持でうまく付き合っていくことのできる方だと信じていました。
前回の入院の時は、何度かお見舞いに行ったのですが、今回は一度しか行けなかった。治療の後、熱が下がらなくて、無菌室にいる、というので無菌室を出られたら行くからね、と約束していました。無菌室が長引いてたので、それでもそろそろ顔を出してみようかな、と思っていました。ちょうどひとつ前の記事のライブの日、一緒に旅行したメンバーふたりがお見舞いに行ってきた、というので、「私も今日やったら行けたのに~、行ったら良かった。」と話したけど、その時はまさかこんなに早いお別れが来るなんて思ってもいなかったので、「じゃあ私は来週末にでも行こうかな」と。
亡くなったのは15日でした。来週末に間に合いませんでした。お通夜は職場から、途中で着替えて行ってきました。祭壇の写真はいつもの笑顔のお兄さんでしたし、棺の中も前月に会った時よりふっくら見えてきれいなお顔でした。所縁の音楽仲間がたくさん来られていて、皆さん献花をしてお顔を見て、お別れされていました。
翌日の告別式は、バンド仲間の皆さんが演奏で彼を偲び、最後のお別れにも楽器を弾いて送り出しました。
彼のことが大好きだったTるやは、テンガロンハットをご家族にお願いしていただいていました。良かったなあ、願いが叶って。
最後に参加したのは美星フェス、そこでの楽しそうな写真です。再掲ですが。
サイさん、安らかにお休みください。
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