ひな菊の丘から

福岡フェス-さらにステージ編

明けて日曜日。この日もいいお天気です。でも、心なしか人が少ないような・・・。

美味しい朝ごはんをいただきながら、始まったステージをのんびり眺めます。毎年、ディキシーランドジャズで目を覚ましていただくのですが、今年はいつものHappy Houseのお兄さま方ではなくChoko-chip Catsの皆さんでした。

あれ?見たようなバンジョー弾きさん。トランペットの方を、私たちは勝手にHまやん、と呼んでいました。さて、一体何人の読者さんが判るのかしら?ものすごい身内ネタです。




今日(16日)初めて気づいたのですが、このぼや~っと霞がかかったような写り方は、カメラの設定のせいでした。私が知らずにマニュアル設定のまま撮っていたのでした。アホやねえ~、同じカメラ何年使ってるんでしょうね。(でも一度もマニュアルは読んだことない。)

日曜の朝にこの方以上にぴったりの演者はおられません。ロンサムドブロさんの独奏。



前の日も1時間以上練習したやん、なO茄子バンド。



朝だけど声の具合はどうかな?



熊本のSecond Stepさん、バンドメンバーがつい先ほど到着しました、とMCされてました。横で見ていた受付のKよちゃん、「あらほんと、さっき受付したわ。」と。



そしていよいよO茄子バンドです。(あ、プログラムはひらがなでした。)



1曲目が始まってすぐ、ガツンとやられました。この曲するか?なコアなブルーグラスでした。O茄子というと、声がきれいで歌が(特に演歌)上手、というイメージ。バンドでのレパも、割と無難な選曲が多かったように思います。



歌ったのはHit Parade of Love、この歌を歌う女性、他に知らないわけじゃないけど、なかなかハマる人、というのはいません。ホントにびっくりしてしまい、更にちょっと感動してしまいました。あんだけ練習してたのは伊達じゃなかったんや。



今回のフェス、参加バンドも例年より多少少ない気がしましたが、メンバーが揃わずに助っ人を頼んだバンドがちょっと目に付きました。そのこと自体が悪い、という訳ではなくもちろんそれでも行きたい、ステージに出たい、って気持ちの方が私にはしっくりくるわけですが、ことバンドとしての評価となるとちょっと違うかな。

有名なプレイヤーにお手伝いしてもらうと、なんか自分もうまくなったみたいな錯覚を起こしがち(私もよくやります。)なんですが、実は違います。バックが良ければ良いほど、『自分』が白日の下にさらけ出されるのです。後で録音を聴くと激しく羞恥します。ああ。情けない、この方々にバックつけてもらってるのにこんなんかよ、私、って。だから、ふだん一緒に演奏してない方と一緒にステージに上がるのはある種の賭けでもある訳です。ほんとに稀ですが、何かが降りてきて、うわー、気持ちいい!って思える歌が歌えた時は、降りてから叫びたくなるほど幸せ。そんな賭けは、してみたいけどやっぱりたまに、にしといた方が安心です。

話がそれてしまいました。要は、うまいプレイヤーと一緒にやって、自分が普段以上になることはほとんどない、って事です。それより、地道にこつこつと練習を積んで、自分たちの音作り、コーラスのまとまり、バンドとしてのグルーブを作り出している人たちの方が、より聴いてる人の心を打つ演奏ができると思うのです。その意味では、O茄子は今回、いつものメンバーとではなく、ベテランなおっちゃん(お兄ちゃん)たちをバックに歌った訳で、後者(自分が曝け出されるパターン)なはずなのですが、それがそうじゃなかった。エライ!O茄子。

おっちゃんらに助けられてる、というより、対等に闘ってたよ。ちゃんとsingerとして立ってた。後で聞いたら、自分の歌い方やリズムの取り方を一からやり直して、そのせいでマンドリンが弾けなくなった(確かに途中からマンドリン持ちになってました。)と言ってたけど、その努力は無駄じゃなかったのだなあ、と思いました。身近でそういうのを見せてもらうと、またがんばろう、って気になりますね。いや~、ええもん聴かせてもらいました。



この辺りから、出演バンドが軒並みキャンセルです。Hatcherysは夜中の演奏後、メンバーが帰って行かれたし、Tigris EuphratesもKナちゃんの姿はありません。(M谷さんは最後までいらっしゃいましたけど。)この後、助っ人の関係でプログラムが大幅に変わり、次は千日前でした。



この日のベースはG藤くんにお願いしました。いや~、ええベース弾きはりますわ。



その次はWood & Wire、



一人加わるとDixieなんですけどね。こちらはDawg Music中心です。



よっしーが足でリズムを取るところ、動画でお見せしたい位です。次回はそこを撮影してyou tubeにのせようかな。



なんと、前夜大分でライブを終えたStanley Smithさんご一行が会場入り。



ちょとキンチョーしますね。デイジーヒルの出番です。ちょうど、プロモーターのTom's Cabinの麻田さんが、Hardly Strictly Bluegrass というフェスから帰国されてすぐだったということもあり、ちょっとそのフェスの紹介をさせていただきました。数年前から行きたくて色々チェックしてたフェスでした。何よりHazel Dickens大好きな人が始めたフェス、というのが嬉しくて。でも実現する前に彼女が亡くなってしまい、ちょっと目標が見えなくなった感じです。



この日のステージは録音があるので、セットリストは書けるのですが、後日にします。二番目に好きなHazelの歌、Scraps From Your Tableをやりました。そうそう、フェスが終わった後で、Stanleyさんに、「あんたはギターとマンドリンでデュオやってた人やんな?」と(もちろん英語で)話しかけられ、「あのアイリッシュの曲は何ていうんや?」と聞かれたのですが、はて?アイリッシュなんてやったっけ?色々考えてみると、Ashokan Farewellのことだったようです。で、そう答えたのですが、どうも通じてない。隣のG藤くんも言ってくれて、「そうか、分かった。良かったで。」と言って下さった(と思う)のですが、ダメ押しでもう一回、今度は麻田さんに「何ていう曲やって?」と聞いてはりました。ははは。



昨夜とは出番が前後。この日はエントリーしてなかったそうなのですが、メンバー揃ってるしバンド少ないから出て、と言われたみたいです。Liberty。



Y子さん、アリソン・クラウスが好きなのかな?それも初期の。



王様と宮廷楽師達。王様と宮廷はおかしいと思うのは私だけ?



Stanley Smith、サポートメンバー付で演奏してくださいました。それも結構長い時間。



私の好きな感じのだみ声でした。



ブルージーな曲が多かったように思います。でも全く予備知識がないのでわかりませんでした。聴いてて力が抜ける感じが良かった。



クラも吹いてくれはりました。得した気分。




とうとうエンディングです。



皆集まって~。楽器を車に積んでしまった人は、その辺にある、お友達の楽器を借りてステージへ。



サポートでやってきたTろうもジャムる。そうそう、このフェスで企画が決まった?『ひとのフェスでは大暴れ』Tシャツ、Tろうから1枚予約注文貰いました。パパさんにプレゼントするのだそうです。



よっしーもちゃんとステージに上がってます。



数少ないドブロ奏者。



こっちはバンジョー組。



さて、場所が変わってこちらはDixie店内です。打ち上げの宴もたけなわ。




向こう側の席にはHまやんも。



U田さんのご挨拶、「明日から何しよう、と途方にくれてます。」と。



まずはレギュラー陣から。



このバンド、どこがすてきって、大人たち、(それもお父さん以外)のよっしーを見る眼がやさしいでしょ?お父さんは嬉しくてたまらないでしょうね。



パーソナルアバウツ?の皆さん



isoさん絶好調。



千日前もゴキゲンです。飲み過ぎたからバンジョー弾かれへんて言うてたのにね。



あ、弾いてないわ。



トランペットとピアノのデュオでした。All of MeもOn the Sunny Side of the Streetも歌いたかったなあ、キーがあわず諦めました。



デイジーヒルはもうないやろ、と思ってたら回ってきました。なので、Water is Wideをやったんですが、



やっぱり皆さん歌い足りないようで、じゃあご一緒に、とWest Virginiaをみんなで合唱。いやー、この歌も合唱できる位メジャーになりましたねえ、嬉しい限りです。



続いてO茄子バンド。これは、「歌詞を憶えてない」という彼女のために、歌詞カードを探しているところ。



前の日記に載せた通り、携帯で歌詞を確認しつつHit Parade of Loveを歌ってました。



アップがなかったので、N本くんのを一枚。



シメは例年通り、U田さんのPathway of Teardrops



コーラス隊も寄っていきます。



最後の最後まで堪能した福岡フェス。来年も行きたいな、と既に思っています。

コメント一覧

デイジーヒルようこ
お茄子、ほんまに良かったよ。
文章では上手く表現できなかったけど、どちらかというと、バンドサウンドに近かった気がします。ま、バンドメンバーも一人いるしね。会場での熱心な練習がみんなを刺激したんだろうね。
そうそう、気のせい、と思われるのはしゃくなので、がんばろう。地道な努力とよく聴くこと。自分の歌も、人からのアドバイスもね。
お茄子
うぅ、、お褒めのお言葉ありがとうございますm(__)m
新曲の Hit parade of love がどうしてもうまく歌えなくて、結局イチからあれやこれややり直すことになってしまったのですが、結果的にそれが良かったのですね。
今までなんとなく歌っていた曲も合わせて見直すことになりました。
希望の光がちょっと見えたところで多治見も終わってフェスシーズンがオフに突入です。
来年、あれ?去年の福岡のは気のせいだった?と思われないように(^^;コツコツやっていこうと思います。
ほんまにありがとうございましたm(__)m
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「フェス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事