バンジョーはあいかわらずちっとも弾けず、(半年以上触っていなかったので、実はゼロかマイナスからのスタートだったのだ。)意気消沈しつつ、それでもお昼ご飯は、美味しいお寿司が味わえるという事で近くのお寿司屋さんに向かった。ワークショップの先生、ユキさんと一緒に。
何とも風情のあるお店。
店内の梁もすごく太くて立派だった。恐らく地域に愛されている老舗なんだろうなあ。せっかくなので、名物が全部入った『須磨の関守』というセットを注文。分厚くて温い穴子、卵と穴子をたっぷり巻いた巻きずし、左下のは鯖の上に柚子の香りが効いたおからが乗っている。堪能してお腹いっぱい。あ!炭水化物控えてたのすっかり忘れていた。
デザートの抹茶ゼリーも上に抹茶の粉がかかっていてほのかに甘くてとてもおいしくいただいた。
お店は駅のすぐ側なのだが、山の方に向かうと須磨寺があるというので、食後の運動がてら行ってみることにした。ユキさんも近いのに滅多にこないとのこと。参道の途中に、ネパール大震災復興祈念の建物があり、入ってみる。
お参りの仕方が書いてあったので、その通りにぐるりと回って拝んでから退出する。ネパールみやげに貰ったステッカーと同じ柄が描いてあった。
参道から見た三重塔と紅葉
境内に入ってみる。思ったよりかなり広い。ひとは動いているのだが、誰も本堂に上がっていないので、顔を見合わせ「上がってええんかな?」そろーっと上がってみると
立派な本堂だった。
義経が腰かけたらしい。
源平ゆかりの古刹、一ノ谷の合戦では源氏の陣地だったらしい。かつてユキさんは壁新聞に書くためここを取材に訪れたそうだ。中学生の頃というから、今からン十年前。その時もこの楽譜付きの歌詞はあったらしいが、こんなきれいなのじゃなかった、という話なので、新しいものに作り替えたのかもしれない。
不思議なことにふたりとも、3行目まではかなり正確に歌うことができた。小学唱歌、とあるのだが、学校で習ったのだろうか?記憶が遠すぎてわからない。これはボタンを押すとその歌詞の音が出てくる仕掛け。もちろんン十年前にはなかったそうだ。
笛を模ってある。
かわいい孫悟空発見
鐘撞き堂。なんとこの鐘、武蔵坊弁慶が長刀の先に引っかけて鵯越を越えたとかいう伝説の鐘らしい。弁慶、なんぼほどデカいねん。
本堂の前に誰も上がっていないので、当然鐘を撞く人もいなかった。でもお金を入れるところがあったので、誰でもいつでも撞いていいのかもしれない。タダで撞いたらあかんで
~というところか。
錠前の細工に思わずパチリ
よく見たらあちこちすばらしい。
古いものだと思ったが、これもぐるぐる回すらしい。
敦盛が首を取られるシーンを再現
お寺自体はとても広くて、まだまだ全部は見きれないほど。食後のお散歩、というよりは秋の遠足という感じのいい時間を過ごして帰宅。実は電車を乗り間違えて垂水まで行ってしまう、というポカから始まった一日だったが、うまく締められて良かった。
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