ひな菊の丘から

殿さまうどんは和洋折衷

石橋時代から、神崎川での閉店を決められるまで、とてもとてもお世話になっていた、旧アビリーンの峰マスター。カントリーが大好きで、そのご縁から知り合って、何度もライブをさせてもらった。お友だちバンドのライブや、赤べえ、よしこさん、やぎたこ、ロケット姉妹と本当にたくさんのライブを聴きにも行かせてもらった。
コロナ禍もあったけど、恐らくマスターの体調問題が一番大きかったのだろうな、今は岡町にあるアビリーンの社長、園やんに神崎川の店を渡してから和歌山に移住された。療養ももちろんだけど、しばらくはのんびり静かに誰とも連絡を取らずに暮らしたかったのだろうな、とその時は思っていた。みんな連絡がつかなくてちょっと心配していたけど、もうしんどくなったんかなあ、という気もしていた。

そのまま3年ほど。気にかかりながら連絡がつかないのでどうしようもなく。マスターに教えてもらった和歌山のレストランにも行き、お住まいはこの近くなのかなあ、と相方と話もしていたのだが、先日SNSで急に消息を知ることができた。本当にしばらくは体調不良で、かなり酷い状態だったのが、奥さまの助言で病院を変え、薬を変えたら見違えるようによくなったらしい。そして、また何かやろう、という気持ちになれたそうだ。
そのなにか、って?なんとうどん屋さんだった。なんでうどん屋なんやろ?ともかく開店日に雅子さんと行ってみることにした。

どんな広さか、店内の雰囲気は、必要なものは何か、全く情報がなかったので、とりあえずお花を準備して電車に乗る。思ってたのより一つ前の紀州路快速に乗れた。ふたりなのでお喋りしてたら退屈はしなかったけど、やはり和歌山は遠いな。

ハルカス美術館で開催中の円空のポスターを見ながら。



和歌山到着、地下通路にやけにネコちゃんがいるな、と思ったら


なるほど、たま駅長の


貴志川線のホームへの通路だった。


そちら側の出口を出て地図を頼りに歩くこと数分(1分よりは長かった)でお店に到着。


外観は洞窟に入る感じ?お祝いのお花は隣のカラオケ店から



そう、この日開店


お店はこじんまりしていた。夫婦おふたりで営業されるので、これくらいがちょうどかな?細長いテーブルはバー仕様で高め



アビリーンからのお花がみごとだった。アビリーン時代、プレゼントされた似顔絵が。



その隣に私たちのお花も飾ってもらった。


その頃のポスターも飾ってあり、懐かしかった。


厨房前のカウンターは2席、そしてマールハガード



ご夫妻で来店されたW林さんと


12キロ痩せたといわれていたけど、お元気になられて本当に良かった。


メニューはふたつだけ、店名になっている、殿様うどんと海鮮カレー、これは!アビリーンのカレーはどうしても食べなくちゃ!
で、まさこさんとシェアしてどっちもいただいた。

具だくさん。甘いお揚げ、椎茸、結び昆布、卵、蒲鉾、麩、鶏ハム、極力手作りされているそうだ。


これこれ、アビリーンのカレー。シーフード入り。


前みたいに、カレーハーフがあったら、どっちも注文できるのにね、と話していた。

仲良く並んでおられる様子は以前のまま。



厨房の中も撮らせてもらった。


テーブルの下に冷蔵庫か冷凍庫か、その上にかかっているのはまさこさんがママさんにプレゼントしたアメリカ国旗柄のエプロンだった。


お客さま紹介、W林さんご夫妻。恐らく一番近いだろう、というので、開店前から訪ねて来られたそうだ。お祝いの絵も持参されていた。


お客さま紹介その2、私たちにこの情報をSNSで伝えてくださったNさん


トイレにも昔のフライヤーが飾ってあったりしたけど、それを撮るのは忘れた。このイラストもH瓦さん。


名残惜しかったけど、そろそろ失礼しよう。ここに来れば峰さんにもまゆみさんにも会える、とわかったのだから安心だ。たくさんお客さまが来られるといいなあ。記念撮影をお願いして。


店の前で、二人の写真も撮ってもらった。


貴志川線、車両もにゃんこだった。次は乗ってみたい。



お店の名刺、気になる人はぜひ行ってみてほしい。和歌山にこれ読んでくださってる人がいればいいなあ。
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