BertinPoireeでの公演は、3人にとって初心にかえる良い公演だったと思う。小さな小屋で、限られた灯体の中それぞれがソロシーンでそれぞれが立ち返ることができたと思う。カタタもたった一つの赤い照明が斜めから空間を区切る形で当てられた中密度の濃い時間をおどれた。このシーンでカタタに課せられている「がまんすること」は当初かなり難しかったのだけれど、立つ中で、静止した中で粒子のようにおどれるまたは全く停止する、ということがつかめたように思う。思えば、東雲舞踏は、立ち上げがパークタワーネクストダンスフェスティバルに「和栗のもとで踊っていたあの3人はどうしてんだ」ってことで声をかけてもらい、大きな空間での作品作りからはじまった。共同で作品を作り上げていきながら、川本がだんだんと演出としてやっていくようになり、海外公演などでもソロシーンはあるもののここまでお互いがソロをやるといった作りのものはなかったんじゃないかな。今年の4月に東京でやった「ど」初演から、芯に近づいたものがやれて嬉しかった。音楽のスカンクがいない中MDでやるのもカタタにとっては久々だったので、本当にカラダ一個でおどりきった!という感じ。良い通過でした。。。
よし!仕込み♪マーゴさんという女性が照明を一人で吊っているところに到着。彼女は、少ない灯体ながらも、こんな風にしたらどうかとか、こういうのにしてみたんだけど、と積極的に提案してきてくれる。カタタも明かりをみて、ああこういう風に動いてみようとワクワクしだす。劇場の構造の問題でカットになった部分もあるんだけれど、川本と明日香のデュオではオペラ曲にあわせてリフトしてぐるぐる回したりかなり面白いことになってる。「サイホピ」というシーンでは暗闇の中駆け回ったり回されたりした後、パッと明かりがつくと、2人の半裸の痙攣柱の間にカタタは顔を震わしながら笑って座っている、というくだりに変更。1曲分は3人でおどって2曲目はソロ。マーゴさんが舞台を斜めに真っ赤に染めてくれたのでおどりの方向が出てきた。今日も、6時までで退出なのでホテルに戻りがてら、ここの経営しているアントンさんのやっているベトナム料理屋に行く。フォーとか揚げ春巻きとかちょっとホッとする味。デザートまで食べて、さぁ支払いと思ったら、アントンさんがご馳走してくれた!ありがとう♪明日ははりきって踊るぜ!
またまた一人飛行機。一人だともちろん喋る相手もいないわけで、コペンハーゲンまでの10時間ぶっとおしで映画みたり、乗り換え待ちの3時間くらいはクローネもユーロも持ってないからただぶらぶらと空港内を探検したり、いざパリまでが長くて長くて・・・東雲モードに切り替わるには、充分な時間だった。パリは昔、観光で1度だけ来たことがあるけれど、シャルルドゴール空港ってこんな”坂を上り下りする歩く歩道”なんてあったけかとか思い出しつつ、ああ、そういやサーモンのマリネがいっぱい出てきて帰るころにはサーモン嫌いになってたなぁ。。エスカルゴうまかったなぁ。。今度踊るところは狭いって聞いていたけど、シーンは変わるかなぁ。。もう稽古とかガンガン進んで新しいシーンとかできちゃってたりして。。とか、カタタ頭はいつもどおり、おどりと飯のことでいっぱいになっていた。ホテルの人が迎えに来てくれていて、車でつんでってもらう。ベトナム系の中国人でホンさんというこの人は、開口一番「日本で平均のサラリーはいくらなんだい?」だったトホホ。フランスの失業問題やら、日本でもリストラはあるよとか2人共つたない英語でそんな会話をしながら、アパルトマンへ到着!!今回も、アパート形式で明日香と同部屋でダイニングキッチンはあるし、お湯もヒーターもばっちり、シャワールームなのは日本人にとっては寂しいけど充分快適なお家です。さっそくおどりのはなしや近況報告をして、明日にそなえるそなえる。
んー、ロンドン最後の日にもにぎり飯を食っているオレ・・やっぱ米よね。なんだか、やっぱりUFJカードが使えるかよく分からなくって、ロンドン支店に行ってみることに。日本では入れないような、でっかいビルの入口で入館者サインをして上に上がってみる。応接室のようなところに通されやっとわかったのは、ここは一般用の銀行ではなく、法人用だって、しかも日本のUFJカードについて知ってる人はごくわずかだって!親切な人がこのカードを持ってる日本人を探してきてくれて、色々説明してもらった。前にNYに行った時もシティバンクのカードが町中で使えなくって、わざわざ支店まで行ったのに使えなかった。海外送金をしたり色々な国で仕事をするダンサーは、なんのカードを使ってる?ぜひ教えてくださいませ。劇場に帰ってちらりとカツラカンさんのリハを見て、足早に地下鉄にのる。また、たくさんの人とあえておどりの話しができ、おどりをみてもらえ、こころおどってもらえて幸せだな。帰ったら、韓日の舞台に頭を切り換える。東京は、元気かな
今日は、オフ。昨日、おどってる最中にやりすぎて足のマメがつぶれたのを引きずって、まずはパリに移動するスカンクの見送り。ウォータールー駅で無事パリ行きの列車(電車で海を渡るらしい!すごい乗りたいっ)を見送り。相変わらず使えない銀行のカードを持ってうろうろ。せっかくロンドンにいるのだからと、そのあたりを徘徊することに。カタタは川が見たかったのでちょうどこの駅の近くが川ださしと外に出てみると、歩いていけるところにビッグベンが。やはり、色んな都市を見るけれど、川の上(北)に街が昔から発展してきた地区は多いなぁ。アジアでは風水や五行のこともあるんだろうけど、水辺というものは生活にも貿易にも都合の良い場所なんだろう。河南は、最近発展したっぽい地区でみたこともない立ち乗りの観覧車がある。河北は、昔ながらの建物に庭園が残っていて、ヨーロッパ特有のこれでもかと人の顔が掘られた雨樋とか、カタタ心をくすぐる建物がいっぱい!ああ、時間があればある分ここに立ち止まってこれらを眺めていたい。。と国会議事堂の脇で動けなくなってしまった(笑)カムデンでスーパーに寄って、またまたお家ごはん。今日は明日香が作ってくれた♪うまーい。
変えてよかった!まず、昨日は白ホリバックだったのを大黒にして、ソロシーンではスカンクがギターをひく際にステージ上に出ることにして、ラストシーン「ど」で3人で仮面で踊って爆発していくのをごっそり抜いて、裕子さんのソロにした。ソロでは、昨日は白が背景だったのである方向が空間にあって、そこにある身体もきっこうする方向を持ってやってみた。今日は黒バックだったので、宙ができた。自分の身体が上下左右前後、方向のない時間をつくることができて、おどりのなかで浮かび上がってくる方角がみえたと思う。タイミングもスカンクの音のチェンジやギターの入り方など、ライブでの良さがかなり出た!ラストシーンでは、演出である裕子さんの「やりたかったこと」がかなりはっきりみえ、説得力があった。もちろん昨日にくらべるとはじけるシーンがない分、好みは別れると思うけど、それぞれのソロもはっきり立ち上がり、ぎゅっと締まった、東雲としては良い舞台を作れたと思う。ステージ後のロビーはたくさんの人が話しかけてくれて良い時間だ。ちなみに、カタタが多くの人にいただいた感想は、「アメージング」と「ノットヒューマン」(笑)写真は、舞監もこなし照明作りからオペまで、なんでもこなすキューティなティア。大好きだぜ!
今日も朝から劇場入り。照明作りや、音響セッティングなどで一日がすぎた。こちらの舞台スタッフは、時間になったらきっちりランチにするし、会場がカルチャーセンター同設のせいか6時までで終了する。いつも、9時9時あたりまえ、食べれる人が開いた時にお弁当をたべる光景になれているから、新鮮だ!これまた一つ丘を越えた町まで徒歩で買い出しに行って、巨大なスーパーで買い出ししてきた。ばかでかいポテトチップスなど感動だあ。オリーブやチーズがなんとおおいしそうなことか!しかし、帰りに買ったフィッシュ&チップスは買ったマヨネーズかけたらかなりおいしかったけど、レストランなんかは高いくせにまずいなぁ・・夜、みな疲れていたせいかビール飲んだら寝ちゃって、カタタ料理できないのにどうしよう・・とりあえず、さっき買ったミンチとなすとマッシュルームを中華ブイヨン?でいためたらどうだろう??とかおそるおそる切っていたら、スカンクが現れみるみるステキなスカンク飯を作ってくれた!!うまい!こっち来て、レストラン行ってもなんだか大味で、涙していたんだけど、これが一番うまいぜ。ということは素材はそんな悪くないんだよな?味付けだよな。カタタは今まで料理上手な人とばっかり同居していたし、自分で作るより外で食べた方がうまいと思ってたけど、やっぱ料理おぼえよっと固く誓いました。本番前に力つけるのに、飯がしっかりとれないとダメだもの。
きのう着いて、入国はさすがに労働許可書を持ってるせいか早かったなぁ。イミグレはすんなりだったけど、それを待つ長蛇の列列列・・こちらで舞踏をやっているセキさんがパディントン駅まで迎えにきてくれて待たせちゃってごめんなさい!そんで初タクシーで劇場へ。なんか、ボンネットの中に入った気分だったよ。劇場は、昔教会だった建物で素敵!ちょうどエンドウタダシさんの舞台は始まってしまっていたのでみることはできなかったんだけど、別々にきた裕子さん・明日香、NYからきたスカンクにも無事あえて、ほっと中華のデリバリー今日は朝からws。会場の2階部分でやったんだけど、寒いわ!こっちの建物はレンガ作りが多いからか、しんしん冷える。30人くらいの参加者は、皆なにかやってるクリエイターや舞踏好きな人が多かった。裕子さんの指導にもおもしろそうにしていて、新しいものを吸収してアウトプットするのがうまいな、と思った。即興の時に、顔の表情を使っておどる人が現れると笑いがおきるところが、独特だな。終わって打ち合わせがてらエイジアンレストランに行き、帰りにこの巨大な丘一帯を思いっきり迷子になって、這々の体で家までたどり着くこと1時間;;ロンドンに来て一番疲れた・・
昨日ついて、いやーー寒いねっ!今日は、10時5時までwsだもんでさっそく出かけてきます写真は、カタタたちが住むことになってる家の入口♪部屋が3つに、キッチンやリビングもあるし、なんといっても劇場徒歩3分!