【302】清荒神清澄寺 宝塚市
住所 宝塚市米谷字清シ 1
宗派 真言三宝宗大本山
山号 蓬莱山
開山 宇多天皇
本尊 大日如来
重文 木造大日如来坐像 絹本着色千手観音菩薩像 絹本着色釈迦三尊像
備考 富岡鉄斎美術館
宇多天皇の勅願により平安時代の初め、讃岐国の名工定円法眼により曼陀華の香木で本尊大日如来像を刻み、叡山の高僧静観僧正を開山として建てられました。ところが、天台宗ではなく真言宗であり、弘法大師の太子堂もあり、本尊大日如来からも真言宗を表していますので当初より真言宗であったと思われます。伊勢より鎮守神として三宝荒神を祀り、大伽藍であった。再三の戦火にも本尊大日如来は難を免れ、火の神、火防の神として霊験あらたかとして親しまれている。
三宝荒神は、日本特有の仏教で荒魂(あらみたま)を意味し仏法の守護神として祀られている。神道や密教により発生した神のようで、全国の荒魂を祀る神社の総本山に当たります。その容姿は、髪を逆立て三面六臂と言いますから、真言密教で言う明王の姿になるようです。
山門
清荒神拝殿
荒神護法堂
清澄寺本堂
境内観月堂のような建物
日本三大荒神