節分の豆まきで追い出された鬼達は
奈良吉野の金峯山寺へ集まるとか言われています。
あの役小角が連れていた前鬼・後鬼からの伝承のようです。
ちなみに
祖先が前鬼だと言う方が 下北山村前鬼の小仲坊という山小屋を経営しておられます。
熊野奥駈の行者さん達の為の宿小屋です。
祖先が鬼さんだと言うのも面白い話ですが
役小角が634 637-701年と言われているので
鬼を連れていたのが 1380年ほど前と言うことになります。
約1400年の間 行者さんの修行の手助けとしてずっと担ってきたことは素晴らしいですね。
元々 「鬼」は、疫病や災いがあると鬼のせいにしておけば丸く収まると言う
平安時代の政治のひとつとして利用されたに過ぎない訳です。
役小角が その鬼を連れていたと言うのは
まやかしの術 呪い術を修得したと言うことを世に知らしめる為のものでしょう。
天皇乗っ取り失敗、更には、一言主の神にもなれなかった役小角。
しかし 修験者としての名は 残した訳で
それも鬼さんのおかげだと私は思います。
役行者小角
こうも役小角をこき下ろす私ですが 小角が嫌いと言う訳では無く
小角を 神変大菩薩と神格化し菩薩としていることへの反発でしょうね(笑)
「役行者」と言わず「小角」と呼び捨てているのもその一つですね(笑)