【184】金剛山寺(転法輪寺) 奈良御所
住所 御所市金剛山頂
宗派 真言宗
山号 戒那山(金剛山)
開山 役行者小角
本尊 法起菩薩
役行者小角が神変大菩薩なる仰々しい宝号で菩薩になり、葛城山の麓の祖神一言主大神を鎮守とする法起大菩薩を祀る神仏習合の霊山として転法輪寺(金剛山寺)を建立したのがはじまりです。歴代天皇の勅願所として五堂七宇の殿堂輪煥の美を誇った転法輪寺も廃仏棄釈や神仏分離により一言主大神のみを残し廃寺となった。
金剛山古来の伝統を葛城修験道大本山として細々と守り続けて、現在は真言宗醍醐派に属しております。平成十二年の役行者一千三百年御遠忌の年より復刻事業が行われて、平成二十三年に遷座の法要が行われ本尊法起菩薩を拝することができるようになりました。
ちなみに、毎日雨の日も風の日も毎日毎日登ってから出勤されている方が居られます。たぶん、役行者以上に修行されていると思います。欲ぼけた小角よりよほどすばらしい修行だと思います。叡山の千日回行なんか屁みたいです。叡山はそれだけやっとるプロ、こちらは別に仕事を持った一般人で何千回と登ってる人たちですから頭が下がります。
21番 葛木経塚 金剛山
20番 葛木経塚 石寺跡