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【286】志度寺 第八十六番

2008年08月22日 | 【四国八十八ヶ寺】
【286】志度寺 第八十六番

住所 大川郡志度町
宗派 真言宗善通寺派
山号 補陀落山
開山 藤原不比等
本尊 十一面観世音菩薩

重文 木造十一面観音立像(秘仏) 木造不動明王立像 木造毘沙門天立像

 志度寺縁起絵図六巻によりますと、薗子という尼が霊木で十一面観世音菩薩刻み堂宇を建てたのがはじまりとあります。その後、藤原不比等が唐の皇帝の妃となっている妹から賜られた宝珠を志度浦の竜神に奪われ、それを取り返す為に漁師の娘と夫婦となった。その妻である海女は命をすてて宝珠を取り返した。不比等は、妻の菩提を弔うため墓とお堂を建立して死度道場と名付けた。その妻の子、房前が堂宇を拡張整備し、僧侶の学問所や信者の修行の場として志度寺と号を改めたと海女の玉取り伝説にあります。
 目前に海が広がる地に大きな仁王門があり、鎌倉時代の運慶作とされる仁王像が迫力があります。しかし、あくまでも東大寺の仁王像の習作と遠慮気味です。ただ、重文ではないので本当のところは分かりません。本堂には、本尊、脇侍の不動明王と毘沙門天のいずれも重文に指定されています。五重塔、大師堂、庫裏、宝物館が建ち、また本堂横に海女の伝説の墓と伝えられている石塔があります。更に、志度寺の塔頭の一つである自性院に平賀源内の墓所があるそうです。


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