
【380】達身寺 兵庫丹波
住所 丹波市氷上町清住259
宗派 曹洞宗
山号 十九峯
開山 行基菩薩
本尊 阿弥陀如来
重文 木造阿弥陀如来坐像 木造薬師如来坐像 2躯 木造十一面観音坐像 木造十一面観音立像 3躯 など仏像12躯
備考 西国薬師巡礼
十九山の達身堂(たるみどう)を本堂として十九山達身寺と号したとあり、開山が行基とされているものの草創が不明で、更に、重文12躯と言う多くの仏像が残されている不思議な寺です。この12躯は元国宝でしたが、謎が多い為か、重文に格下げされた。この12躯の仏像の他にも、80躯ほどの多くの仏像が残ることから仏師集団の工房があったとする説が有力のようです。その証のひとつに、東大寺に「丹波講師快慶」と言う記述が残されていて快慶が丹波仏師の出であることがうかがえられるらしい。もちろん快慶作ではないかと言われている本尊阿弥陀如来もあります。売却や焼失を逃れ今に至る仏像達を未来に残して欲しいものです。
元国宝であった12躯の仏像
木造阿弥陀如来坐像
木造十一面観音菩薩坐像
木造薬師如来坐像
木造薬師如来坐像
木造阿弥陀如来坐像
木造聖観音菩薩立像
木造吉祥天立像
木造十一面観音菩薩立像
木造十一面観音菩薩立像
木造十一面観音菩薩立像
木造地蔵菩薩坐像
木造兜跋毘沙門天立像
御詠歌
参り来る 人の障りを 取り除く
薬師まします 清住の里
茅葺き屋根の本堂
達身寺 残りしほとけ 不思議かな
毘沙に薬師に 何も語らず
達身堂(たるみどう) 丹波の仏師 工房に
仏の道を 導く快慶
風吹きて 節分草に 導かれ
丹波の里の 達身の佛
このお寺当時のままでほっとしております
先輩お元気で!
ご住職さんとはお会いできませんでしたが 美しい字のご詠歌のご朱印をいただきました。
快慶と関わる寺と言うことで たくさんの毘沙門天や阿弥陀仏に見入ってしまいました。
ただ 江戸時代の修復の雑なことが残念でした。