
【028】東光院萩の寺
住所 豊中市南桜塚 1-12-7
宗派 曹洞宗
山号 仏日山
開山 行基菩薩
本尊 薬師如来・聖観世音菩薩
重文 木造釈迦如来坐像
備考 新西国12番
土葬しかなかった時代に戦で多くの死骸が出たとき、行基が火葬の方法を教えてもらったと言う寺です。小さな境内で、淡いもも色と白の萩が短い参道を覆っています。曹洞宗の末寺という禅宗なのに結構仏像があります。本堂の薬師如来と釈迦如来、毘沙門天堂、道了権現堂、観音堂、地蔵堂と小さな境内にこちょこちょと盛りだくさんにお堂があります。しかし、お寺全体が3000本を超える萩に覆われているものだから、山門も萩、参道も萩、本堂も萩、仏像も萩、坊さんも萩、と言えるくらい萩以外にほとんど記憶に残らないお寺なんです。
三十数年ぶりに訪れましたら、各お堂も新しく何もかも昔の古刹の雰囲気が全く残っていませんでした。
昨年、実は訪れたのですが、朝7時に着き8時半まで待ちましたが山門が閉ざされていて朝の遅い寺なんだとあきらめて二度と来る予定がなかった寺です。今日は瑠璃寺へ行く予定でしたが、中国道宝塚の事故渋滞であきらめ吹田ICで出て全く動く気配のない中国道をあきらめ身近な豊中へ行くことにしました。9時過ぎに着きましたが、さすがに山門は開いていました。
御詠歌
詣り来て 袖ぬらしけり 萩の寺
花野にあまる 露の恵みに
山門
庭園
本堂
ボケ
ハクモクレン