【360】石薬師寺 三重鈴鹿市
住所 鈴鹿市石薬師寺町1
宗派 真言宗東寺派
山号 高富山
開山 泰澄・弘法大師
本尊 薬師如来
備考 西国薬師巡礼33番
泰澄が、当地で巨石の出現を見て草庵を設け供養したことが始まりです。その後、空海が、巨石に薬師如来を自らの爪で刻み開眼法要を行い、嵯峨天皇の勅願寺とし、荘厳な寺院を建立し、名を高富山西福寺瑠璃光院と称していたと伝えられている。本尊薬師如来は、一段下の位置より拝する形にお堂が造られている。また、本尊は薬壺を持っていない形に彫られていて、場合によっては、阿弥陀や釈迦になる形にあえてされていると言われています。西福寺と呼ばれていた頃は、阿弥陀仏として祀られて西方浄土を願っていたかもしれません。脇侍に月光日光の菩薩があるから薬師仏と分かるもので、時代によって脇侍が変化していたかもしれません。
御詠歌
名も高き 誓いも重き 石薬師
瑠璃の光は あらたなりけり (一休禅師)
山門 すぐ横国道1号
本堂
石薬師 阿弥陀に釈迦に 石変化
時代と共に 脇侍かわれり 団子