だすけ、せったねかね

新潟の、万年少年?宮ちゃんの、歌って、踊って、ハッピー!ラッキー!レッツ エンジョイ!ミュージック・ライフ!!!

へなちょこな詩 その7

2018-09-04 06:18:25 | 日記
こないだ、僕は

長野へ行く用事があって

新幹線に乗った

C席だった

三人掛けの一番通路側C席だった

隣りのB席はいなかった

窓側A席には40代くらいの女性がいた

僕はペットボトルのスプライトを飲みながら

のんびりしていた

やがて、前方から

車内販売のワゴンが進んで来た 

僕の横を通り過ぎようとしたその時

「コーヒー下さい」

A席の女性が言った

ワゴンは驚いたように止まった

販売員の女性が言った

「SとMがございますが・・・・」

A席の女性 「じゃあ、S」

販売員 「はい、では、〇〇〇円になります」

そして、お金のやり取り・・・・・

販売員 「熱いので、お気をつけ下さい」

そう言って、コーヒーを注いだカップが手渡され・・・・

そして、ワゴンが動き始めて、また止まり

販売員 「ゴミ袋、いりますか?」

A席の女性 「あ、ください」

そして、ゴミ袋が手渡され・・・・・

販売員 「ありがとうございました」

この間、二人のやり取りの狭間に置かれた僕は

気まずい 気まずい とにかく、気まずい

ペットボトルのスプライトを

飲んでは膝に置き、飲んでは膝に置き、飲んでは膝に置き・・・・・

他に何をすることもできず、

視線をどこへ向けていいのかも分からず

どんな表情をしたらいいのかも分からず

それでも、平静を装うしかなく・・・・・

僕の中を、お金が行き交い

僕の中を、二人の声が行き交い

僕の中を、二人の視線が行き交い

僕の中を、二人の思惑が行き交い

僕の中を、販売員の腕が行き交い

僕の中を、コーヒーカップが通り過ぎて行き

僕の中を、ゴミ袋が通り過ぎて行き・・・・・

それでも僕は、すました顔で

ペットボトルのスプライトを、 

飲んでは膝に置き、飲んでは膝に置き、飲んでは膝に置き・・・・・


宮尾昌亜