徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

少子化対策

2006年01月25日 | 日々雑感
わが国は未曾有の超高齢化社会を、世界一早く実現しました。
それに追随するように、予想を上回る少子化社会を迎えてしまいました。

子供が少なくてなぜ悪いかというと、税金を払うものが少なくなるということで、国の経済が成り立たなくなるのです。

で、ここにきて、ばかなオトコどもは「出産費用を無料にする」「乳児医療費無料対象年齢の拡大」などをやろうとしています。

もっともっと女性の生の声を聞くべきだと思います。

贅沢をしたいがために、いとおしい我が子を赤ちゃんのうちから預けて働くわけではないでしょう?
たった20万に満たないような若者の給料から、驚くような家賃、税金、保険、車の費用、子供には人並みのことをしたい・・この国の将来の社会保障は暗く、いろいろ考えると仕事をやめるわけにはいかない・・
またこんな未来の夢のない国では、せいぜい一人か二人しか生めないわという気持ち。

私が長女を出産した頃は、産後42日で復帰でした。
まだ産前産後休暇をとる人は少なくパイオニアでした。

低体重児で乳もまともに飲めないような子を実家の母に預けて復帰しましたが、その辛かったこと・・
自分の人生の中で一番辛かった時でした。

その頃の下級官吏(町役場)の夫の給料は月の2/3しか暮らせないような額でした。
子供にかかる医療費のことや(助成がゼロ歳まででした)、将来のことを考えるとやめることができなかった・・

必死で貯金し、3年後退職して次の子を産みました。
仕事も確かにやりがいはありました。
でも、子供のかわいさにはかないません。
毎日毎日が新鮮で専業主婦を楽しんだのです。

子育てがほっと一息して、相変わらずの貯金切り崩しの生活から脱皮しようと就職を考えるようになっても、以前の高給な職場に戻れるわけではなし・・・帯に短し襷に長し・・

だからみんなやめない。
若い頃一緒に働いた女性たちは、独身のまま現役で今も働いています。
結婚して1.2人生んで、ずっとがんばった人は、今とてもリッチな生活を送っています。

時々は、自分もがんばってたら今とってもリッチだったのにな・・と思ってしまいます。
でも、やはり子供が小さい時に親に与えてくれるあのかわいさは自分が見ないともったいないなって思うのです。

少子化対策は,「長期育児休暇後の復帰の保障」や「保育園の充実」「主人の給料だけで不安なく子育てできる」が有効かもと思いますが皆さんはいかが思いますか。

職場の暖かい目も重要ですね。子供はこの国を担っていく大切な資源なのですから。


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1 コメント

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Unknown (ジルバ)
2006-01-27 10:46:03
そうですね、少子化対策に「出産費用を出す」、という案には私ものけぞりました!



そういう小手先の事ではなく、こどもを取り巻く環境や将来に夢が抱けない社会、ここを改善しなくては安心して子どもを産めないでしょう?

「まじめに頑張ればいつかは!」と思える時代でない、このことが子どもを生むのを躊躇わせてるとも言える気がします。



効率だの競争だのばかりを勧める世の中では、本当の意味の「教育」も出来ないでしょうし・・・「社会の道具」にするための少子化対策に思えます。



富裕層とできちゃった組が、子どもを生んでますからね・・・もうここで二極化が起きています。
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