徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

命のビザ~杉原千畝~

2005年10月14日 | 日々雑感
岐阜県八百津町出身のこの元外交官のことを知ったのは、いつの頃だったでしょうか。
先日、終戦60周年特集ドラマで放映されていました。
改めて、彼と彼を支えた奥さんの人間としての大きさを感じました。
政府の命に逆らうことに苦しみながらも「命に代わる大事なものはない」と命を救いたいというその自分の一存で書いたビザにより6000人余りのユダヤ人の命を助けることができたのです。
ユダヤ人に金をもらって書いたのだという讒言や誹謗によって、帰国後クビになりその名誉が回復するまでに半世紀かかりました。彼の存命中には叶わなかったのです。

「センポ(千畝をちうねと呼びにくかった)生きて絶対あなたに会いに日本に行く」と彼に別れを告げたユダヤ人が彼を探し出すのに30年掛かったと・・
「あれからあなたは幸せでしたか?」と聞くユダヤ人に「わたしの人生は今日あなたに会えたことで幸せだったんだとわかった」という千畝・・
人と人は人種を超えて真心や誠意で理解しあえると思いました。

彼の外交官としての手腕は素晴らしかったのに、日本人特有のやり方で有能な人材を葬り去ったことは大きな損出だ。
今の日本は外務省が弱腰で力がない。
だからこそ、何十年も経っても拉致された人さえ救出できないのだ。
今の日本はドンドンどこかに行こうとしている。
広い大きな視野を持った有能な政治家や官僚が現れてほしいけれど・・・

杉原千畝記念館へ

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