「母の日」二〇二四
1
鉢植えを買いに行ったらカーネーションが並んでいた
五軒ともカーネーションがびっしり
―翌日が「母の日」となる土曜日
いつもの細巻きが買えない「恵方巻の日」を思いだした
2
息子夫婦からカーネーションが届いた
自分も母親なのに と言いながら妻はさっそくテーブルに飾った
来月はこんどは父の日かと
赤やピンクをながめながら 僕はちょっと気の毒にもなってくる
3
大好きだった母の死後 深い感謝をカーネーションに託した
ひとりの娘の一本のカーネーション それが
千万人の娘・息子の千万本のカーネーションに増えた
―戦火が消えぬぼろぼろの地球 「母の日」二〇二四
★開けた目に太陽ママの笑い声
★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。
ジャービス夫人という教会学校の教師がいました。 | |
ある日曜日に「皆さんの中で、お母さんの偉大な愛に | |
感謝する方法を教えてくれる人はいませんか」と語り、 | |
その時、娘のアンナは、話を感銘深く聞いていました。 | |
その後ジャービス夫人が亡くなり、アンナはその時の言葉を | |
思い出し、カーネーションを捧げてお母さんをしのびました。 | |
後に、教会学校の校長であり、有名な百貨店王だった | |
ジョン・ワナメーカーの賛同を受け、5月第2日曜に記念会が | |
開かれ、これが母の日の始まりとなりました。 | |
1914年に、アメリカで正式に5月第2日曜を 「母の日」と | |
定め、やがて全世界に広まったのです。 |